広陵高校は、2025年夏の甲子園で初戦を勝ち抜いたものの、SNSで拡散された体罰指導疑惑により出場を辞退した。監督である中井哲之氏が退任を発表し、多くの不祥事の一端が露呈した。校長の堀正和氏は出場辞退理由としてSNSでの誹謗中傷を挙げたが、これも批判を招く結果となった。年間1000件以上の不祥事報告がある中、広陵高校は指導体制の見直しを検討し、第三者委員会も開催予定である。
広陵高校の事件は、部活動における暴力と体罰問題を鮮やかに浮き彫りにしています。時代の変遷とともに社会の暴力への警戒感が高まる中、高等学校のスポーツ指導に潜む異常性は見過ごせません。問題の本質は、古い指導文化を維持しようとする体質にあり、年間1000件以上の不祥事が報告される現状がその証左です。まず、指導者の教育と認識改善が急務です。次に、高野連や学校側が透明性のある指導体制を構築し、第三者委員会による定期的な監査を導入することが求められます。さらに、SNSを利用した報告・監視システムの積極的な活用が効果的でしょう。暴力を許容する文化は、スポーツの健全な発展を阻害するだけでなく、個々の人権と安全を踏みにじるものです。社会全体でこの問題への取り組みを推進し、スポーツの歪んだ体質を刷新する価値観転換が必要です。
ネットからのコメント
1、これを機に広陵だけではなく、すべての高校にも調査すべきと提言したい。また、大学野球界においても、悪しき伝統が引き継がれており、歴史のある名門高校から持ち込まれる下級生に対するイジメで大学野球を辞めていった人間は多数います。学生野球界の見直す機会と思います。うちの息子も被害を受けましたが、高校、大学いずれの監督からは命までは取られない話がなされ、高校までは我慢したが、大学までは我慢出来ないと言って、野球継続を断念し大学も中退しています。野球部のベンチ入りメンバーや上級生なら何でも許される悪しき風習は、広陵だけの問題にとどまらず、改善して欲しい。未来の子どもたちのために、文部科学省は動くべきと提言したい。
2、事の発端となった「転校」の事案も、「いじめ防止対策推進法」の「いじめ重大事態」に該当し、「高野連」とか「出場辞退」とか、そういう範疇を超えた事件との指摘もあります。しかし高校側には、その認識はゼロで、転校とは「解決」という認識だったのでは?今までも、他校でも「転校」の事案はたくさんあったと思われます。
「監督の中井さん」で記事を書くのではなく、「学校として、どうなのか?」について掘り下げた記事がほしいなと思いました。
3、私学とはいえ、本来、学業を一生懸命行なうのが学生の本文であり、そのようなことを重視した学校もありますが学業を疎かにしてまで、おまけに過ぎない部活動を優先するような学校は存在意義すら怪しいです。高校野球は教育の場だと言われておりますが、学業を劣後に置いてることからそのようには考えられませんし実態として興行として行われています。興行を組織するために生徒の無償での参加を動員しナイター等も行われているようですが、児童労働の規正に抵触していると思われます。また、プロ野球就職への道が、半ば甲子園への予選大会を強制することで興業の維持を可能にするとともに、権力構造による生徒への抑圧や体罰への温床となっており。生徒間暴力や不適切行動の原因になっております。もしカップラーメンを食べることがNGなのであれば、勉強をしない生徒は社会的にNGなのではないでしょうか。
4、スポーツ特待として招かれエリートの自認があり、部の寮という閉鎖空間で部員と生活し、学校も総力をあげて応援するとなれば 当人の中で野球のレベル=人間の価値と錯覚する環境が出来上がっている学校はいくらでもあるだろう そんな中で不出来を働いたらどうなるかなんて自明である 暴力はいかんなんて説いても意味がない 他者を称えられる同じレベルの別の価値観を与えることが大切
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/fdb93272f3c6dbe52cbbb4cf0a8fed614690be9a,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]