事件概要:2025年7月29日、埼玉県の大野元裕知事は、トルコとの査証免除協定の一時停止を求める意向を改めて説明した。これは川口市などで在日クルド人をめぐる共生問題が指摘され、住民から治安に対する不安が寄せられたためだ。大野知事は、トルコ国籍の難民申請者が繰り返し申請していることを理由に、国が対応しないのであれば、査証免除を一時停止し、他国と同様に査証を適用すべきだと述べた。
トルコ国籍者の難民申請については統計が不十分であり、クルド人に関する統計も存在しないとの立場を示した。これにより、治安問題と外国人の受け入れについて、地方自治体としての対応を求めた。
コメント:この問題に対する反応は、複雑な感情を呼び起こす。治安の不安を訴える住民の声に対し、地方自治体が適切な対応を求めることは理解できる。確かに、難民申請を繰り返す外国人が地域社会に不安をもたらす可能性はある。しかし、ここで見逃してはならないのは、制度の中で明確な基準と透明性が求められるという点だ。埼玉県の要望が具体的なデータに基づき、現実的な問題を指摘していることは認めざるを得ないが、それと同時に、クルド人のような特定のコミュニティに対する偏見や差別の温床にならないよう、慎重な言葉遣いや制度改革が必要だろう。
最終的には、地域の治安を確保しながらも、多文化共生を推進するバランスを取ることが不可欠であり、そのための法改正と包括的な政策が求められている。
ネットからのコメント
1、今までなんにもしてこなかったしなんなら無条件でクルド人を擁護している側だと思ってたけど、急にどうしたんだろうね。それほど県民の不満や怒りがすごいことにようやく気づいたのか、はたまた今までの姿勢じゃ自身の今後を考えたらパフォーマンスでもなんかやっとなかいとと思ったとか独善的なものなのか。要望したから必ずその通りになるというのはなかなか難しいしとりあえず形だけでもやっとくかという消極的なものでないことを祈る。
2、メディア露出が多かったクルド人コミュニティのリーダー的存在だった者がいきなり強制送還されたので、この知事も自身の立ち位置が微妙になってきたと気付いたか。おそらく参院選直前の現政権の支持率急落から急遽パフォーマンスとして強制送還の実施をやったという感が否めないが、それでも一度やってしまえば、やってできないことはないという前例となる。ブレて旗色を変えたのが吉と出るか凶と出るかは、埼玉県民からの今後の評価で決まります。
3、知事は正論ですね。「クルド人」という国籍はありません。国や行政はあくまでも国籍でしか対応できません。「トルコ国籍のクルド人」なんてカテゴリは作れません。ですから制限をするなら「トルコ国籍」になります。でもこれって一部の人達にはものすごく都合の悪い内容になります。実現は難しく、今のまま「クルド人」の問題にしたいでしょう。
4、結局は、国として難民審査を迅速に行わず、何回もの再申請を許して、さらに強制退去させてこなかったツケが現れたのでしょう。早めに問題のある外国人に対して強制退去を進めていれば、こういった声は自治体から上がってこなかったはずです。結果、一部の外国人の問題とならず日本とトルコという二国間の問題になってしまった。入国管理局及び法務省の責任は非常に大きいと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/1f2981d05d40cc57a21eb66de1f3d8fe3c2f5a88,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]