鈴木憲和農相は、前任の小泉進次郎氏が行った政府備蓄米の放出に関連して、10月の就任以来の政策転換について、自身のX（旧ツイッター）で言及しました。鈴木氏は、コメの価格は市場に任せるべきとし、石破政権の「5キロ3000円台」への価格介入方針を改め、備蓄の運営を見直す意向を示しています。これにより生じた倉庫業者の経費に対する補正予算を議会で説明し、今後の備蓄運営の円滑化を図るとコメントしています。

石破茂前首相は、鈴木農相の政策転換に対して疑問を呈しており、対応が議論を呼んでいます。

この問題は、政府の備蓄米の在り方と価格政策に関する制度的な欠陥を浮き彫りにしています。市場のダイナミズムを阻害しかねない政府の価格介入からの脱却は、健全な市場の再構築への一歩とみられますが、倉庫業者の負担増加への配慮は不足していました。補正予算などの表面的な手当てだけでなく、抜本的な制度改正が必要です。まず、透明で包括的な協議体制を整え、多様なステークホルダーの声を反映させることが重要です。次に、価格保証だけではなく、品質向上や流通効率化への支援策を強化する必要があります。さらに、デジタル技術を活用した供給チェーンの最適化を図るべきです。国民の生活と食の安全を守るためには、単なる方針転換ではなく、持続可能で公正な米政策の実現が急務です。

ネットからのコメント

1、早く更迭しないと農政を一人よがりのとんでもない方向にもっていかれてしまいます。おこめ券配布は絶対阻止。需要にあった米の生産量にするという文言を法律へ盛り込むこともさせてはならない。この文言が法律かされると自動的にコメは減反されることになります。今後大臣が変わったとしてもこの文言が法律化されると再びコメ増産への転換は大変難しくなり、ますます米の値段は上がることになります。

2、高市さん、お米を安心して買えるようにしてくれる農水大臣に変えて下さい。５キロ４千円超えは一年前の倍の値段です。農家さんに損してまでコメを作ってとは言いません。せめて５キロ３千円台で買えるようにお願いします。減反政策復活とか言われるとお先真っ暗に感じます。

3、鈴木農水大臣は小泉氏が行った備蓄米放出は批判していました。備蓄米でありがたかった人も大勢いるのに全農の方ばかり向いていて国の方は向いていない。お米券も12%の手数料がかかり、さらに本来ならない期限まで儲けようとしている｡更迭されるべき。

4、鈴木大臣は経験不足なのか、余計な反感を生み、敵を作り過ぎる。

お米券といった強引過ぎる施策をした結果、総スカンをくらっている。これでは、生産者 VS 消費者　の恰好になる。今はインフレなのだから、もっと違うアプローチをすれば、結果も違う道もあったと思うが。