日本各地で現れる「廃墟モール」は、かつての賑わいを失い、現代の消費者行動や社会環境の変化に対応できず閑散としています。栃木県小山駅前の「ロブレ」もその一例です。1994年にオープンしたこの商業施設は、当初は多くの核テナントや大型店舗で賑わっていましたが、競合施設の増加やモータリゼーションが進む中で、徐々にファミリー層の客足が遠のいています。地下1階と2階は未だ活気がある一方、上層階では空き区画が増加し、設備の老朽化も進行。駅前の便利な立地にもかかわらず、郊外の「おやまゆうえんハーヴェストウォーク」や「イオンモール小山」といったロードサイド型の施設に客を奪われてしまっています。1998年には核テナントの撤退を招き、その後再活性化を図るも難航している状況です。

「ロブレ」に見られる現状は、地方の駅前商業施設が直面する典型的な問題を浮き彫りにしています。
まずは、競合する大型ロードサイド店舗の影響で、駅前施設で集客が困難になっています。これまで利便性の高い場所に位置していたことで優位に立っていたはずが、モータリゼーションの進展により自動車での移動が主流となって、駐車場のある郊外のショッピングセンターへ人々が流れてしまったのです。さらに、運営会社の破綻や核テナントの撤退が追い打ちをかけ、経営を困難にしています。これらの問題は即座に解決策が必要です。まず、地域の特性を活かしたテナント誘致を再考し、独自性を持たせること。次に、設備の改修を行い、消費者に快適で現代的な空間を提供すること。そして地元コミュニティや公共機関と連携し、地域住民の足が向くようなイベントや催事を企画することが求められます。これらの対策を講じることで、廃墟化の進行を食い止め、再び賑わいを取り戻す可能性を追求していくべきです。現状を変えるには積極的なアクションが必要であり、地域経済を支える重要な役割を果たすためには、もはや悠長に構えている暇はありません。
ネットからのコメント
1、これ、「地価」という魔物が地域を壊してる側面も大きいと思う。
テナントが入らないのは一言でいうと適正賃料ではないから(極論、人が少なくても賃料安ければテナント入り、客は入る)。じゃあ賃料下げればと思うけど、テナント主は地価に応じた固定資産税支払うから下げたくない。ここら辺をボトルネックとして地方自治体が真剣に変えていかないとこの流れは加速するだけと思う
2、昭和の時代、駅近の百貨店が夢の世界だった。百貨店で買えるようになれば生活が豊かになるそんな希望の場所だった。みんながマイカーを持つようになり大型駐車場を備えた郊外のショッピングモールに行けば百貨店より安く買え、ついでに大型電器店にも立ち寄れる。地方の百貨店が廃れるのは必然の事で都心の百貨店も今やブランド店に場所貸しする不動産屋だ。お中元お歳暮も百貨店の包装紙にこだわった時代は終わった。今後百貨店はどのようにして生き残るか、興味深く見守っている。
3、もう3〜40年以上も前から、地方は「車社会」。例え駅前の一等地でも、車で行くのが不便なら流行らない。逆に、広い平面駐車場と巨大な立体駐車場を併設していれば、駅前だろうが駅近郊だろうが大盛況。
自分の住んでる街だと、イオンなんかがそれで成功している感じ。行政もそれを見越して地方の駅前再開発をすれば良いんだろうが、土地価格が高くて簡単には行かないんだろう。
4、古い商業施設の建物は設備が古く、客足の動線も悪い事が多い。平成の後期まで来ると、洋式トイレやLED照明など空間の明るさや開放感まで考慮されている為、あまりイメージは悪くならない。企業が撤退した古い商業施設を自治体が何とかするパターンは失敗する事が多い。一度更地にして建て直すべき所を予算がかけられない理由から補修で使おうとするあまり、客から見放される寂しい施設になってしまう。地理的には駅直結マンションにした方が売れるのでは。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/118e433af2e025ed099722b0d8f45afbb1684d6c,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]