事件概要:中国が最高速度450キロメートルを誇る最新鋭の高速鉄道車両「CR450」を披露しました。2026年から営業運転が始まる予定で、最高営業速度は時速400キロメートルに設定されています。7月8日から始まった第12回世界高速鉄道会議で公開され、参加者約2000人が中国国家鉄道試験センターを視察しました。CR450は、中国中車傘下の2社により開発され、空気抵抗低減や駆動効率改善、車体軽量化を実現しています。
試作車は2025年6月に湖北省で最高時速453キロメートルを記録。営業運転を開始する路線は北京-上海や重慶-厦門間に予定されていますが、性能を発揮できる路線は限られると予想されています。
コメント:中国の新型高速鉄道CR450は、技術革新とエネルギー効率の向上をもたらす期待の車両です。しかし、その登場は単なる速さの追求に留まらず、鉄道インフラの現実的な制約にも向き合う必要があります。試作車がすでに優れた速度記録を打ち立てたことは称賛に値しますが、性能を最大限に活かせる路線が限られている点には懸念が残ります。特に、駅間距離や線路の設計が高速運転に適さない現状では、CR450の効果的な運行には改善が求められるでしょう。
解決策としては、まず鉄道インフラの再設計や改良を進めることが急務です。
また、次世代車両に合わせた駅や軌道の整備を加速させ、他の地域にも適応できる汎用性を持たせることが重要です。さらには、エネルギー効率が高い車両の導入を進めつつ、過剰なスピード競争に依存せず、持続可能な鉄道網の構築を目指すべきです。
ネットからのコメント
1、中国の高速鉄道の技術は日本から得たものです。当時20年ほど前にドイツやフランスの鉄道企業が中国に技術供与して市場を争っていたので日本も参加し基本技術の供与を行ったとされてますが結果として見返りは得られず、結局中国は躍進しアジアやアフリカで日本と市場を争う羽目になったわけです。技術供与の件は盗まれたものとか、川崎重工が売ったとかいろいろ憶測がありますがね。インドネシアの裏切りにしても技術が渡ったのは失敗であったかなと個人的には思いますが。
2、そのスピードだけがクローズアップされてしまうと、中国の鉄道技術は凄い!と世界から注目を集めることでしょうが、我々日本人の感覚からすると、安全性に於いて、どうしても不安が拭い去れない。まぁ中国は日本と違って国土が広いので、真っすぐなレールで直線番長的にやれると思うので、最高速度の更新だけを目指して頑張って下さい。
我々は、いかにして狭い国土を高速と減速を上手くコントロールして、レールのひずみも隈なくチェックし、騒音や揺れなどの対策に万全を期し、数秒違わぬ時刻で運行可能な鉄道運営を維持します。そして我々は、万一事故が起きたとしても、決して車両を地中に埋めるような行為はいたしません。
3、速度を上げるだけならモーターを強力にして鉄輪の方がゴムタイヤより数値的に安定しそうだけどレール2本がきちんと施設されるかだよねカーブも有るだろうし保守がちゃんと出来てなければ危険な速度だと思う
4、そんなにスピード出して車軸の強度は大丈夫なのか。あと乗り心地がそうとう悪くなると思うが。山梨のリニア実験線で乗ったことがあるが、車輪が離れた瞬間振動も音も無くなって異次元の乗り心地だった。超高速鉄道はリニア一択だよ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/3b7bc20f4b7012fd88e981a70f220f527ade0d38,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]