事件概要
近年、外食業界で「食べ放題」サービスを提供する飲食店が増加しています。例えば、「天下一品」近江今津店ではラーメン1杯の注文で30分間サイドメニューが食べ放題になるサービスを開始。「かっぱ寿司」では寿司の食べ放題コースを提供しており、2024年8月には広尾に「すき焼き十二天」がオープンし、A5ランクの和牛が食べ放題となっています。
背景には物価高により外食を控える人が増え、コスパの良さが重要視されている点や、食べ放題が集客力や店舗運営の効率化に寄与する点が挙げられます。また、客層の拡大や売上予測のしやすさも、このサービスの普及を後押ししています。
コメント
外食業界が食べ放題サービスに頼る背景には、現状の消費者ニーズの変化と飲食業の経営課題が強く影響しています。物価高に伴い、消費者が外食を控える中、食べ放題というコスパ重視のサービスは一つの解決策と見なされているのは理解できます。しかし、この急増する食べ放題店舗には注意が必要です。食材の過剰消費やサービスの質低下、また長期的な経営への影響を避けるために、より持続可能な方法での運営が求められます。例えば、食材管理の効率化とともに、スタッフの負担軽減を図るための技術導入が不可欠です。また、過剰な広告や誇張された宣伝で消費者を引きつける手法にも警戒が必要であり、より誠実なサービス提供が求められます。
ネットからのコメント
1、焼肉はともかく、今は「料理の盛り付けも味の内」とは思わなくなっていて、そこだけが寂しいです。
非日常的な焼き物の器と、季節の草木で飾られて盛り付けされた料理を目でも楽しみながら食べるというゆとりがなくなってきています。ビュッフェは人手不足の世の流れで仕方がないと思いますが、そうした見た目にも凝った料理も生き残って欲しいです。
2、どこの焼肉チェーン店も食べ放題コースしか無いよね。それも牛タン大好きなのに、2980円、3480円?くらいの値段のコースは豚タンしかない。プレミアムコースの4980円?くらいの値段のコースでやっと牛タンが出てくる。5人家族だから、なかなかプレミアムコースも頼めず。4980円払っても全てが牛肉ってわけでもない。食べ放題だけど、絶対元取れてない自信がある。家族で最近その話になって、それだったら、昔ながらの個人店で食べた方が絶対満足するよね!って事になって、今度オススメ個人経営の焼肉屋さんに行って、値段と満足度比べてきます。
3、食べ放題はビュッフェ形式が一番ストレスなく楽しめると思います。店舗にとっても、ビュッフェスタイルは大量調理が出来ますし、高価な食材が少なくなったら、代わりに安価な食材を調理して提供するといった、原価のコントロールもできます。
一方で、都度注文の提供方式は、食べ放題に向かないと思います。食べ放題客から注文が殺到するでしょうし、個々のオーダーに対応するために、厨房は大混雑すると思います。食べ放題客にとって、待たされる時間は店舗側の遅延戦術のようにも感じます。都度注文の食べ放題が成功するには、短時間で調理して提供できるだとか、メニューも選ばれてくるだろうと思います。
4、食べ放題は若年層にとってはやはり量的コスパを求めることが多いですし、中高年になると多彩な料理を少しずつ食べられると言う利点があります。消費者にしてみれば、1人2000円~3000円の価格帯でも結局は割高になるのですが、その割高感を感じさせないようにするために、店側もロスを覚悟で多種多様になっているのが現状でしょう。今のような物価高になると、店側としては体力のある企業体が支えなければ、すぐに経営難に陥ってしまいそうです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/77930e276962c4d539d94d6b6c0ef7be62291b0d,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]