1990年代に日本で誤解されていたヤマカガシは、日本各地に広く分布する毒ヘビです。1984年に咬まれて死亡した中学生の事故がきっかけで毒性が認識され、過去50年で約50件の咬傷事例と5件の死亡例があります。2017年にも兵庫県で小学生が咬まれて意識不明になる事故がありました。2025年にヤマカガシの色彩変異についての論文が発表され、北海道大学と京都大学の研究者たちが123もの色柄パターンを発見。
市民科学を用いた全国スケールの研究で、ヤマカガシの色彩に地域性があることが明らかになりました。この調査はインターネットを駆使し多様な体色パターンを分類、咬傷事故予防のための地域特性理解に寄与しています。
これは市民科学の力を借り、ヤマカガシという身近な存在に光を当てた意義深い研究です。このような研究を通じて、身近な自然環境への理解を深めることができ、安全性も高まります。市民が参加するこうしたプロジェクトは、研究者と地域社会との連携を深め、人々が自然に対して慎重かつ興味を持つ契機となるでしょう。自身が住む地域の多様性を知ることで、単なる脅威ではなく、学びと気づきの場としての自然環境を再認識することが重要です。咬傷事故を未然に防ぐ対策として、この研究の成果を広く社会に還元することが期待されます。
ネットからのコメント
1、千葉の辺鄙な漁師町の高台にウチの別宅があるが、ヤマカガシがメインってくらい蛇と言えばヤマカガシです。体色は記事データのとおり緑色が多い。家庭菜園の歩道で日向ぼっこしてたりするが、こちらが歩いて行くとソーっと脇の草むらによけてくれる。猛毒蛇といっても、かなり人に気を遣ってくれる大人しい蛇です。
2、赤マムシ・黒マムシという言葉があるくらい蛇は黒化赤化するはずです。赤化は真っ赤になるのではなく、模様の一部だったり腹側だったり様々です。大昔に高速道路の山間部工事中に伐採した山肌を掘削しているときに1メートル位の蛇が出てきました。何蛇だろうと思って近くにあった4メートル位の竹でつつくと腹側が真っ赤でしたそのまま藪に逃げ込んだのでそこまでですが、あれは赤化したヤマカガシだったと思っています。
3、ヤマカガシはマムシと違って、おとなしくて臆病な蛇ですから、山で遭遇しても人を見るなり、逃げて行くので捕まえてちょっかいしない限り、噛まれる心配は、ほとんど無いですね。山に行くのでしたら、肌を露出しない服装で、靴は出来れば登山靴を履いて、手袋をするなりしたら、ほぼ安心かな?怖いのは、8月以降のマムシと熊ですね。
マムシは近くを通ると噛みついてくるので。
4、我が家の庭にたまに現れる。綺麗な模様と色で、人の気配を感じると素早く逃げてしまう。長年農業を営んでいる近くの方に聞いても「知らない」と言われた。大雨の時、窓の外がわの窓枠にへばりついていたので、写真をとって調べたらヤマカガシだった。マムシのようにあちらから向かってくる事はないし、すぐに逃げるし、スピードも速いので、こちらから危害を加えようとしなければ、大丈夫だと思うが、子どもや犬などは知らずに捕まえようとして危ないかも知れない。我が家の周りにいるヤマカガシは、ハッキリとした幾何学模様で、オレンジ色が強いとても目立つし、顔も他の蛇とは違っていて、可愛い顔をしているのですぐにわかる。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/45d99c99325fb78aa87106fefea0c92c2efda1fd,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]