事件概要:内申書が学生の主体性に与える影響についての議論が注目されている。東大大学院教育学研究科の中村高康教授による2020年の調査では、3000人の高校生のうち84.7%が「定期テストの成績向上」、73.7%が「欠席回避」など内申書を意識して行動に影響を受けていると回答。内申書は主体性を奪い抑圧的にもなり得る一方、継続力や非認知能力が評価される場でもある。慶應義塾大学の中室牧子教授は、インセンティブは行動の機会を提供する一方で、評価の公平性や制度による主体性の抑制に懸念を示し、改革と議論の必要性を訴えた。

コメント:内申書は本来、学生の姿勢や成果を多面的に評価するための制度だが、現状ではそれが抑圧的なツールに変わりつつある点が問題だ。主体性を奪われた生徒たちが「評価されるために演じる」行動を強いられる環境は、教育の本質である学びや育成に逆行している。
制度の欠陥は明らかだ。まず、内申書の中にある評価項目と目的を精査する必要がある。次に、従来の「評価のための行動」を脱却し、生徒が自発的に取り組む意欲を促す方法を検討すべきだ。例えば、部活動や授業内の活動を点数化するのではなく、記述ベースで成果を示す手法を導入する。また、内申書を評価の一部分に留め、学力テストやその他判断材料をバランス良く組み合わせた仕組みを設けるべきだ。内申書を廃止するのではなくその運用を改め、真に公平かつ意欲を引き出す仕組みに変革することが、未来の教育において欠かせない。この問題の根幹には、「進学のための競争」と「学びの本質」の乖離がある。この乖離を見過ごしてはならない。改革が遅れれば、子どもたちが失うものは多く、未来の社会における創造力や主体性も薄れてしまうことだろう。



ネットからのコメント
1、内申書ってフェアじゃない側面を経験すると見方が変わるね。学校の実績のため、有名進学校に進む人には加点し、そうでない人は減点される。美術や体育の成績がそういう動きをしていた。2が4、4が2なんて例も。ようは学校の実績作りという政治が入り込み、必要な内申点になるように調整。希望高のレベルを下げさせられたことがあります。こういう側面があることは問題と思いますよ。
2、一番の問題は公立高校の一般入試まで内申点(特に実技教科)の比率が高すぎることです。内申書自体は必要なものだと思います。問題は学力上位層ほど実技教科の成績を気にしないといけない状況。内申点は足切りにして全部3以上ならどこの高校でも受験資格があるとかでも良いと思います。同点の場合だけ内申点で合否を決める形にするとか
3、私の中学時代は相対評価でしたが1年1学期についた評定が3年間学年内で特定の事象が発生しない限り変化しない科目が存在しました。
その事象とは該当科目の担当教員の指導する部活への加入ですその部に加入している生徒は軒並み5段階で4=5の評価を得、それ以外の生徒は常にそれ位以下の評価をつけられていました数年たって当時から交流のあった先生に聞いたところペーパー試験の成績で6割はどの教科でも採点する規定があったとのことその条件ではその部員ばかりが上位を占めるというのはあり得ませんが通知表を見せ合った結果どう見てもそうなっていましたしかも該当県では内申点が一般入試の点数の5割になっていましたつまりその教師のゆがんだ採点で数多くの生徒の未来が摘まれた可能性がありますですから内申点を重く見る枠、当日試験を重視する枠を設定する等、抜本的な改革が必要だと感じます
4、内申書は先生の主観も混ざっている可能性がゼロではないことを早い段階で知る、10歳以後で頃合いを見て、話題に出てきた時などにお家の人が悪意を混ぜない形で時々説明してあげるといいと思います。就職試験なら尚更数値だけの客観視ではなくて試験に立ち会う会社側の都合や見方が絡んできます。
入試時の内申点も加味した判断は構わないと思いますが、比率は高いと思います。内申点は入試判定の際の全体の2、3割程度で十分かなと思います。学校での授業の様子や提出物の数値化は担当科目の先生の主観によるところが大きいでしょう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/01b5464f12d47207be7f728555b0ce9c997b2be5,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]