高市早苗首相が先月7日の衆院予算委員会で台湾有事について「存立危機事態になり得る」と発言した。しかし、この答弁内容が内閣官房が作成した事前の答弁書には記載されておらず、首相のアドリブによるものであることが辻元清美参院議員によって明らかにされた。辻元氏は、この件について政府に質問主意書を提出し、返答を公開したところ、事前作成された答弁案には「台湾を巡る問題が、対話により平和的に解決されることを期待する」という一般的な内容が含まれていただけで、具体的な危機事態には触れないよう書かれてあったことが確かめられた。

岡田克也元幹事長とのやり取りの中で高市首相が個人的見解を述べたことが焦点となっている。

このような事態は、政府答弁の透明性や一貫性に疑念を抱かせるものである。高市首相が事前の答弁書にない発言をしたことは、重大な問題だ。制度の欠陥が表れた結果であり、政府の信頼性を損なう行為と言える。政府答弁は本来、国民の安心と信頼を得るために一貫しているべきであるが、今回の事件はその信頼を揺るがすものであった。

まず、制度的な透明性を確保するため、政府内部での答弁書作成過程を見直す必要がある。官僚と政治家の間での意思疎通を円滑にし、発言の一貫性を担保する仕組みが求められる。さらに、個人の見解が答弁に反映される際は、事前の議論を経てから公表されるよう、ルールを厳格化することが重要である。また、異議が生じた場合は迅速に公開し、説明責任を果たす体制の構築も急務だ。

信頼される政府となるためには、一貫性と透明性が不可欠である。

ネットからのコメント

1、アドリブ？役人が書いた答弁書を読めば呼んだでなじり、答弁書に無い事を言えばアドリブだと非難する。しかも辻元君と同じ立憲の、岡田君のしつこい質問から生じた事であり、多くの国民は、岡田君に対して強い疑念を感じているだろう。今回更に辻元君がそれに参戦するなら、国民の怒りは更に増幅され、それは選挙結果になって表れるだろう。

2、まるで高市総理が間違いの答弁をしたような言い分だが、高市総理は何も間違った回答はしてません、日本の国益に適った答弁をしています。ルールは中国が決めて中国の言いなりになるのが外交ではないよ、これからは日本のルールで進める強いメッセージ性のある答弁だから、高市総理の支持率は高い水準を維持してるのでしょう。このまま立憲はどうでもいい追求を高市総理にぶつけて、そのまま政党の支持率を落としなくなってくれれば最高です。

3、鬼の首を取ったように アドリブでしたって それが何？岡田が地名を出してたから出てきたわけで、そんなことはとっくにわかってる岡田もあんなにしつこく聞いといて、曖昧に答えてくれればよかったって 何たわけ言ってんだって話だったら何のために聞いたんだ？ってことだよね私の質問の仕方が悪かったと反省するならまだしも、当然のことをしたという スタンス人としてだめだよむしろ、この発言によって中国の本性が明らかになり結果的には良かったんじゃないかな日本としては 軍備だけでなく 経済面でも対中戦略がやりやすくなったそういう意味では岡田に感謝する

4、アドリブであろうがなかろうがそれがどうしたって感じ。一国の総理が自らの責任で発したこと。辻元さんがどうのこうの言うことではない。事の発端は貴党の岡田議員の執拗な質問から始まったこと。問題の原因をそらすための発言ですか。いずれにせよ、今更誰がどうのこうの言っても始まらない。今は政府の対応を国民一体となって支持見守ることでは？立憲のようにこれを機に政府を貶めようとする事が、中国を利することでは？