8月14日、北海道知床半島の羅臼岳で登山中の26歳男性がヒグマに襲われる事故が発生し、翌15日に遺体で見つかりました。同日、事故現場付近で母グマとその子グマ2頭が地元ハンターに駆除されました。この場所はヒグマの密度が高く、12日にも登山客がクマと遭遇し撃退スプレーを使用した事案が報告されています。SNS上ではクマ駆除に関する議論が活発化。
斜里町役場には120件ほどの苦情や意見が寄せられ、批判の声が多く、地域では現在入山規制が敷かれています。
この事件は、自然との共存がいかに難しいかを改めて示しています。まず、この事故の背景には、ヒグマの生息地と人間の活動圏が重なる未解決の問題があります。入山規制やパトロール不足が問題で、自然保護と人間の安全を両立させる制度的欠陥が浮き彫りになりました。具体的な解決策として、自然保護区のさらなる拡大、入山規制の強化、そして地域住民と観光客への徹底した教育と警戒態勢が必要です。生息地に対する人間の進入を監視する技術の導入も有効でしょう。人と自然の価値観が激突する時、我々は真摯にどちらがより不可欠かを問い直さなければなりません。この事件は、共存の理想を追求しつつも現実を直視し、対策に力を入れるべきことを示しています。
ネットからのコメント
1、電話は自動音声による受付にして、録音音声を後で聞くスタイルに変更すべき。そして同様の苦情なら全てを聞く必要はなくスキップ可能とすべき。職員が無意味な電話対応に追われるのを放置するのは良くない。こうした抗議の多くは、特定の信条・思想を持った少数の人が過剰反応・意図的攻撃しているに過ぎない。まともに対応する事自体がどうかしている、モンスタークレームの一種だ。
2、不合理なクレーム電話などで行政の業務にさえ支障を来たし続ける事が世間知れ渡っている以上、県は無論の事、必要なら国がバックアップしてもいいのでは?との印象を強く受けます。ハンターの方々の高齢化に伴う減少とは言われるものの、命懸けで熊と対峙する報酬が一万円にも満たないなど理不尽だと言われて当然ではないだろうか。 そのようなボランティア待遇を全般的に改善するのも急務じゃないのかと、つくづくそう思います。
3、以前、熊が住宅地に下りてくるのは里山が亡くなったせいで、山や里山のドングリを増やしていけば人里まで下りてこない、なんてことを堂々としゃべっている番組があった。
とんでもないことで、一時はそうかもしれないが、熊にとって生活しやすい環境が整えば生息数が増え、結局は相対的に餌が足りなくなり、人里に下りてくることになる。そうでなくても鼻の利く熊のこと、食べられると判断できるものが豊富にある人里は魅力的なのだろう。昔は熊は狩の対象だった。熊1頭仕留めれば、いろいろな利用法があった。毛皮・熊の胆・熊肉など。だから熊は生息数が増えなかったし、人を恐れて人間のいるところまではこなかった。家畜や農作物で楽していい思いをしている熊が多くなってきた今、適正数まで駆除をしないと人間の暮らしが危ない。熊の生息地である知床山中への入山規制は必要かもしれないが、人里に下りてくる熊とは区別して議論すべきだ。
4、よく、市役所や病院の自動音声対応で出てくる「30秒ごとに10円かかります」を応用したらよいと思う。10秒ごとに12000円かかりますにしたら、無駄なクレームは、ほぼなくなると思う。もちろん「クマ駆除に対するご意見は3を押してください」とかの後でね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/b901607c463969cf7eca1204c0b64ddf7caefac6,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]