事件概要
2024年の夏、東京ディズニーリゾート(TDR)は、猛暑と公式アプリ導入による顧客不満から、集客に苦しむ事態となった。新エリア「ファンタジースプリングス」を開業したにも関わらず、2024年4〜9月の入園者数は1220万人で、前年同期比2.
4%減少した。特に、猛暑による暑さや、アプリによる煩雑さが影響し、パーク内では暑さを避けるため、涼しい場所を求めて長蛇の列ができるなどの不満が多く寄せられた。また、顧客満足度も低下し、USJとの差は縮まりつつある。東京ディズニーリゾートは、値段に見合う体験価値の提供が試される転換期を迎えている。
コメント
暑さとデジタル化の進行が引き起こしたこの問題は、東京ディズニーリゾートの現状の脆弱さを浮き彫りにしている。猛暑という自然災害に近い状況は、もはや企業側の対応だけではどうにもならないが、パーク内の設計や運営面で改善すべき点が多い。日陰の不足や長時間並ばされる構造は、現代の娯楽施設としての設計としては不十分であり、さらなるインフラ整備が急務だ。
さらに、公式アプリのデジタル化が進みすぎた結果、エンタメ体験の「非日常感」を奪う結果になったことは深刻な問題である。
対策として、まずパーク内のインフラを根本的に改善し、暑さ対策をさらに強化すべきだ。例えば、日陰スペースの増設や、屋外での冷却装置の拡充が必要だろう。また、アプリに依存しすぎない運営を目指し、紙の園内マップやアナログな案内手段も再導入することで、技術の進歩と人間的な体験のバランスを取るべきだ。
ディズニーというブランドが本来持つ夢と魔法の価値を再確認し、技術と感情面の融合を目指していかなければ、今後も集客の低下は避けられないだろう。
ネットからのコメント
1、かつての夏の暑さならばなんとか一日歩けましたが、今の酷暑で炎天下を一日中歩きっぱなしで園内にいるのは苦行にも似た感がありますね。屋内でエアコンが効いた施設を作るとか、地上がだめなら駅地下みたいに地下に通路や何かを作るとか。
埋め立て地で厳しいのかもしれませんが。経営陣は試しに暑い中、120分外で並んでみてホースで水をかけられてみてください。嬉しいですかと問いたい。
2、暑さよりもスマホ、スマホで夢の世界とはほど遠くなってしまった。紙のマップなら全体図をちらっと見て、○○があるんだ、あっちへ行ってみようかなんて雰囲気を楽しみながら散策できたけれど、歩きスマホ必須になったのはキツい。利便性を求めすぎて、没入感やゲストが楽しむ夢の世界はどこかに行ってしまった。初期はパークから大きなビルが見えないように努力したり、日常にある電子機器を遠ざけたりデザインを工夫していたよね… 没入感はとても大切。
3、ディズニーは好きだけど、アプリが導入されてから入園したらすぐプライオリティパスやDPAを取得するためにスマホと睨めっこ、みんな同じことをしているのでネット混雑アプリが動かずイライラ。新エリアもオープンして1年はエリアへの入場制限が設けられていてら入ることすらできなかったり、キャストの質とサービス低下もある。前は、入園したらディズニーの世界観にひたり紙地図を見ながら行くルートや乗るアトラクションを決めてファストパスを取りに行ったり、ディズニーオリジナルのイベントがあったりワクワク感がいっぱいだった。
入園料の値上げもここ数年の猛暑で夏期の客足が遠のくのは仕方ないけど、オリエンタルランドさんの夢の国やゲストサービス充実より金儲けビジネス主義に変わり、キャスト指導もイマイチで、アーティストとのコラボ企画で余計なテコ入れをしたから真のディズニーファンが離れたのもあるような気がする。
4、ランド25周年に行ったきり行ってないな。行きたいけどアプリが〜ってレビューだったり深夜組などの映像を見ると行き先の選択肢から外れてしまいますね。それ以前に下調べしても何が何だか。お金を払えばいいんでしょうが結局はスマホからは抜け出せないでしょうし。ファストパス時代が懐かしいですね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/b2c908e96b960f49ba710d7d2c9aa784d77e2c3f,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]