象印マホービンが運営する食堂は、大阪・なんばと東京・丸の内にあり、炊飯器「炎舞炊き」で炊いたご飯が食べ放題の「象印食堂」が人気を集めている。2018年に大阪本店がオープンし、2023年には東京にも新店が開店。いずれも長時間の行列ができるほどの繁盛店で、特に40代〜50代の女性が中心の客層をターゲットとしている。店の特徴は、米と水の量をグラム単位で計量し、25台の「炎舞炊き」を使って炊き立てのご飯を提供する点で、食べ比べで好みの味を見つけさせ、最上級炊飯器を購入したいというニーズを喚起するマーケティング手法が功を奏している。
食堂の収益は全体売上のわずか0.7%だが、象印の製品プロモーションに大きな効果をもたらしている。
コメント:
象印が家電メーカーとして異業種進出した結果、驚くほど成功を収めているのは、マーケティングと商品体験が融合した画期的な取り組みだからこそです。これまでの飲食店とは一線を画し、「炎舞炊き」で炊いたごはんの味にこだわり抜く姿勢が光ります。それにより、単に食事を提供するのではなく、消費者に深い「感動」を与えることに成功しました。
この戦略の本質は、製品を単なる機能としてではなく、体験として売り込む点にあります。食堂の運営を通じて、製品の価値を直接感じてもらい、消費者の意識を製品購入へと自然に導く手法は、まさに現代の消費者心理を見事に捉えています。これはただの営業活動ではなく、企業のブランディングそのものであり、今後ますます注目を集める事例となるでしょう。
企業は常に新しい手法で消費者に接近する必要があり、象印はその成功事例を体現しています。
ネットからのコメント
1、数年前に思い切って炎舞炊きを購入した。確かに美味しいが、びっくりする程ではなかった。米種の方が影響は大きい。釜がある程度しっかりしていれば上位機種は僅差かと思う。個人的には釜がしっかりし、シンプル機能のお手頃価格な釜が欲しかったが、釜がしっかりすればするほど余分な機能が付加され価格が上がると、電気屋さんが言ってました。メーカー戦略なのでしょう。
2、この記事を読んで先ず思ったのが「行ってみたい」だった。2,100円、確かにお安くはない。だが、おかずの内容とかを見れば、昨今の外食値段を考えれば相当である。やはり日本人、美味しいお米は何より好きなのだ。私が時々行く定食ランチも、大釜で炊いたご飯食べ放題が売り。流行ってる。そう言えばタニタ食堂もいつも大人気。こういった外食産業以外からの参入は、目的、ターゲットが絞り込まれているから成功するのかも。さて、近々で難波に行く日を早速調べよう。
3、兄弟の引っ越しの時に、なんばの象印食堂のお弁当を買っていきました冷めてもご飯がとても美味しく、引っ越し作業の帰りに、またなんばの家電量販店に立ち寄って炎舞炊きを即買いしてしまいましたまんまと象印の戦略にハマりましたここまでお米が美味しく炊き上がることに毎日感動しています
4、万博会場でおにぎりを食べました。お高めでしたが、万博会場であることと各国の具とかもあって楽しめました。そして米がうまい、その通りです。普段の自分の炊くものと全く違うもので、米もですが炊き方もやはりあるんだなと痛感しました。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2cb7e6a92109417f390d23aee4e28a2af3cb45d7,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]