2025年、宮城県ではクマの目撃件数が急増し、11月末までに3037件を記録しました。これは過去最高だった2016年度を1395件上回る異常なペースです。クマによる人的被害も相次ぎ、特に10月25日、宮城県大衡村の女性が洗濯物を干そうと玄関を出た際に襲われました。体調が悪く血液の流れを良くする薬を飲んでいたため、傷から出血が止まらず、後遺症に苦しんでいます。
また、栗原市ではクマに襲われた70代女性が死亡、一人が行方不明となっています。今年の人的被害は計5件。専門家はブナの実の凶作によるエサ不足が原因と指摘し、再度の大量出没に備えた地域の対策が必要です。

女性が体験した恐怖と不安は非常に深刻なものです。クマによる襲撃は、心身ともに大きな傷を残します。しかし、それは彼女が悪いわけではなく、たまたま直面してしまった自然の脅威の一つに過ぎません。彼女自身の努力ではどうにもならない状況であったことを忘れないでほしいと思います。こうした経験は、日常生活の中で突然にやってきます。私自身も、散歩中に犬に襲われたことがあり、その後しばらくは犬を見かけるだけで恐怖心が膨らみました。時間が経つにつれ、少しずつ恐怖は薄れ、他の方法で安心感を取得することができました。
今後、彼女が少しでも心の安らぎを取り戻すことができるよう祈ります。
ネットからのコメント
1、何日か前に家族で「今年の漢字何かなー」って話をしていたけど「さすがに熊は被害に遭った人も多くて聞くのも嫌だって人いるし倫理観的にありえないよね」って話をしていたらまさかの「熊」だった。この方のように「聞くのも嫌」とか家族の命を奪われた人たちなんか憎くて仕方ないと思う。もし私だったらそんなのが今年の漢字です、とか言われたら苦しくてたまらなくなるな。この方の心の傷が一日も早く癒えますように。
2、今年の漢字は熊に決定しましたが、本当に今年の熊被害は深刻だったと感じます。岩手県北部の田舎に暮らしていますが、町の中心部にあるスーパーや小学校近くにもクマが出没するようになり、非常に不安でした。どうもクマの個体数が急激に増加しているようなので、国をあげて一度調査を行い、個体数の調整をすべき段階に来ていると思います。クマが可哀想との意見もありますが、まずは国民にとって安心安全な社会を実現させることが重要であると感じます。
3、この記事は大変意味のある記事だと思います。報道は簡単に「命に別条はない」「搬送されましたが意識はあって会話は出来る状態」と言いますが、その後の生活が大変だろうなと漠然とは思ってはいましたが、実際被害に遭われた方のその後の話を聞ける機会はほぼなくて。今回このように心身共に傷が癒えないという話は実体験のない人にとっては驚きでもあるでしょう。蜂窩織炎という感染症に罹患したことがありますが、この病気はちょっとした傷跡から感染症を引き起こし、最悪敗血症になり命を落とすことも。熊など野生動物に傷つけられてはもちろんのこと、家で飼っているペットの引っ掻き傷噛み傷からも感染症は起きます。感染症に罹患したことから、熊に襲われたら後が大変だとは漠然と想像つきましたが、いろんな面で日常生活に戻るのは難しいことなんですね、想像以上でした。やはり熊とは共存と言ってる場合ではない状況ですね。
4、破傷風の注射だけじゃなく、安定剤まで飲んで生活しなければならないなんて、クマに襲われた女性の恐怖は如何ばかりだったかと思います。玄関開けたら目の前にクマがいる状況は、考えただけでも背筋が凍ります。
今年はもう終わりですが、来年以降も大量出没が懸念されているということで、抜本的な対策が求められていると感じます。個人での対策には限界があるし、国や自治体が主体となって、クマの出没地域への支援を進めてほしいです。被害に遭ってからでは遅すぎます。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/42018e18bd2db01e74204e22e56e79c5622592ac,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]