事件概要
兵庫県立農林水産技術総合センターは、タマネギ内部が茶色に変色する原因として「鱗片腐敗病」を挙げた。この病気は土中の細菌がタマネギの茎の傷から侵入することで発症し、特に雨が多い年に多発する。腐敗が軽度だと外見で判断しにくく、収穫後の保存中にも進行することがある。
食べる際は腐敗部分を取り除けば加熱調理でリスクは低いが、生食には食中毒の危険がある。保存は風通しの良い場所で行い、皮むき後は冷蔵・冷凍が推奨される。
コメント
日々の食卓を支えるタマネギに潜む見えないリスク。その原因が、土壌中の細菌による鱗片腐敗病であると判明しても、消費者の手元に届いた段階で腐敗が進んでいれば意味がない。生産者側が「厳しく管理している」と言っても、実際に腐敗が紛れ込んでいる現実は、出荷基準と検査体制の限界を物語っている。
問題の根本は、目視での選別に依存する出荷体制と、家庭保存に任せきりのリスク管理にある。そこで必要なのは、①腐敗検知技術の導入(非破壊センサーなど)②家庭用警告表示の義務化(色変化や保管期限のラベル表示)③消費者教育の強化(生で食べる際の注意点や保存法の啓発)だ。
タマネギは「見た目が良ければ安全」という幻想を破るべきだ。透明な流通と情報こそ、私たちの食卓の信頼を守る唯一の手段である。
ネットからのコメント
1、沢山入ったお買い得品の玉ねぎ買って冷蔵庫に突っ込むスペースがなかったので日の当たらない場所に置いてたけど、残り少なくなる頃はやはり表面腐り始めてる物や切って中が茶色のやつがあった。しっかり加熱するので表面は無事で中だけ少し茶色い程度ならその部分だけ取り除いて洗って食べる。
2、玉ねぎ当たり外れあって、パッと見分からないけど、包丁で切ってみたら内側がドロドロになってるのがあるよね。変なの取り除いて洗って、白くて瑞々しい所は料理に使うけど、流石にあの腐ったのは食べようと思わないレベルだけど、食中毒の危険あるんだ。
3、記事にある通り 食中毒とは関係なく その部分を取って汚れたところを洗えばいいだけです。玉ねぎは育ててますが 雨から天候の関係もありその部分が痛むのはどうしても出やすい。 気にせず 除去して白い きれいなところだけ頂いております。味にも支障ございません。
知らないと全部捨てる人もいらっしゃるでしょう、がこのインフレですから大丈夫と思っていた玉ねぎが部分的に傷んでいるのは 十分ありえます 。そこだけ 取り除いて料理すれば何も影響はないのでカレーなどに使われるのをおすすめします。
4、急いで少ない時間で料理しないと!という時に限って、こういうハズレのタマネギに出会います。取って洗うのも時間が掛かるし、間1枚無くなるだけで切りにくくなるしでイライラしますね。でも勿体ないので、よほど大部分がドロドロになったりしてない限りは悪いところを取って普通に使って食べてます。食中毒はちょっと怖いですね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/bc64a2329274fc9c796d70c6558777b142fd7295,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]