ロシアのウクライナ侵攻を巡り、トランプ米大統領は15日の米露首脳会談を経て、即時停戦ではなく包括的な和平合意を目指す意向を示した。具体的には、ロシア側が要求する東部ドンバス地方からウクライナ軍を撤退させる案を支持する姿勢を見せた。これに伴い、ウクライナが求める安全の保証に米国が関与する意向も示唆している。18日にはゼレンスキー・ウクライナ大統領との首脳会談が予定されているが、これらの受諾を強いる可能性が高いとされ、ウクライナに圧力をかける展開が予想される。
この事態は、領土割譲の承認と安全保証を交換条件とする可能性がある一方で、国家主権を尊重しない姿勢として強く批判されるべきです。問題の本質は、ロシアの侵略を事実上容認し、ウクライナの領土と自治権に立脚することなく交渉を進めようとしている点にあります。加えて、安全保障の関与をちらつかせる米国の姿勢は、必要な国際的支援を供給するよりも、自国の利益を優先した判断です。このような交渉は、長期的に見ると地域の不安定さを助長し、他の侵略行動の前例を作ってしまう恐れがある。解決策としては、臨時の停戦ではなく、侵略の不承認をはっきり示す外交的圧力の強化、国際社会が一致団結してウクライナに対する正当な防衛支援を提供すること、そして長期的な平和のための国際協議を基盤に着手することが求められます。これらを実現することが、主権国の正当な権利を守るための重要なステップとなるでしょう。
ネットからのコメント
1、ウクライナ側からすれば、いきなり侵略されて自国の領土を占領されている状況。領土譲歩などはとても飲める要求ではない。西側諸国がこれを認めたら、核保有国は侵略戦争やったもの勝ちとなってしまう。国際秩序は崩壊する。
2、茶番だな最初っからロシアの都合のいい条件有りきの話は会談前についていただろうにウクライナの領土割譲で終わる訳がないロシアも3年以上の戦闘で国内が苦しい状況にこの会談は濡れ手に泡の話、とりあえず割譲で領土を奪ってロシアの経済を立て直した後再度ウクライナ侵攻は明らか豊臣と徳川の大阪冬の陣、夏の陣の考えと同じもしゼレンスキーが和平合意に同意するとするならウクライナをNATO加盟が条件とするべきである、そうすれば再度侵略は無くなると言える
3、トランプは、ノーベル平和賞が欲しいが為に、ロシア寄りの停戦協定で結ぼうとしている。ただ、これは平和を壊す切っ掛けになるだろうと、専門家は言う。私もそう思う。このまま停戦が実現すれば、力有る国が、欲望のまま紛争を始め、領土拡大を図ってもお咎め無しとなると言うことだ。
もはや国連が、何の力も無いことは明らかだ。どころか、5大国自身が無視するありさま。そして、イデオロギー戦争に、民主主義が敗北するということにも繋がる。また、核の有効性が再確認されたことにも注視する。ウクライナは、アメリカ始め西側諸国が説得し、核廃棄した。結果、ロシア侵略を許し、アメリカが見放し領土を失うことになる。さらに、ロシアは核攻撃を滲ませたことにより、各国の支援を鈍らせた。色々な意見は有るが、日本も核武装すべきという意見が出て来るのは、当然の帰結であると思う。
4、ウクライナの「安全の保証」…これは、ウクライナにとってNATO加盟以外にないと思う。それ以外の書面上の約束がどうなるか、それはブタベスト合意で経験済み。一方、プーチンにとってウクライナのNATO加盟は絶対拒否。妥協点を見いだすことは難しいと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2d20f53504268a11de46055c6b2a54c295cb8fa2,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]