中谷防衛相が、トルコでの記者会見でトルコ製無人機「TB2バイラクタル」導入検討を表明しました。今回の検討は、沿岸防衛構想の一環として、2027年度までに無人機の活用を計画しており、無人機が持つ防衛能力が評価されています。19日に中谷氏はアンカラでハルク・ギョルギュン国防産業庁長官と面会し、防衛装備庁とトルコ国防産業庁間の技術協力について実務レベルの協議開始の合意をしてからの流れです。
ウクライナでも同機が効果を発揮したことが知られており、具体的な協力の可能性を防衛装備当局間で探る方針です。
この状況には、慎重に評価されるべき問題がいくつか存在します。まずは、無人機の導入検討が地域の安全保障環境にどのように影響するかについて、適切な議論が必要です。特に、攻撃型ドローンの導入は、抑止力として機能する一方で、エスカレーションのリスクも伴います。技術協力の背景には、国際的な力学や軍備拡張の競争が潜在しており、これらが地域の安定にケアを与えるのかについても検証を要します。無人機の導入が防衛力強化につながる可能性があるとともに、緊張関係を悪化させないよう慎重に進めることが求められます。これには、国民への情報の公開と適切な説明責任、透明な協議過程の確保、さらに地域や国際的な視点をもった外交的手法が欠かせません。
このように問題の本質を見据え、対策を講じることが持続可能な地域の安全保障に寄与するでしょう。
ネットからのコメント
1、今年に入ってからのウクライナ戦争の戦局をみていると、バイラクタルのような軍事用ドローンの有用性が著しく低下しているように感じます。有線、無線問わず戦果を上げているのは民生ドローンに爆弾を括り付けただけの使い捨てドローンです。ウクライナ軍は自爆ドローンを1機10万円程度までコストダウンしています。ドローンがラジコンヘリと呼ばれていた頃は産業用はヤマハ、ホビー用はヒロボーなど日本メーカーが世界でも高い評価を得ていました。送受信機は、サンワ、フタバ、キーエンスなど日本メーカーが今でも世界の主流を占めています。国内メーカーに10万円の使い捨てを何百万機も量産できるか相談するべきでは無いでしょうか?ロシアもイラン製のシャヘドが戦果を上げられなくなっています。ちなみに、トルコとイランはドローン用空母を保有しています。
2、トルコは親日と信じて疑わないが、地理的に中国に通商破壊される可能性があるし、防衛予算の金額も増えていくし、既に実戦投入済みの兵器は、信頼性が高い半面、対策されやすいこともあるので、国産新規開発がいいと思う。
3、ドローンも国産化できないで、いきなり輸入は危うい。日本政府、企業、技術者は一体何をしているの?ヤマハなどは無人機で定評がある。ドローンに応用できないのだろうか。ドローンは大量に使うのだから、国産化に全力を入れ、輸入はつなぎにすべきと思う。
4、日本の技術力であれば本来は輸出するくらいでないとダメだと思う。いい加減外国から買う防衛から国内産の防衛産業を発展させるべきでは?何兆円ものお金をアメリカをはじめとした外国に流すよりも雇用と国内のお金の流れを創れる方が日本にとって国益なはず。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/8499a27cc9ec7ee4456b8f95a1521fe4f3dedb44,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]