2025年2月、横浜で開催された「WTTチャンピオンズ」女子シングルス2回戦で早田ひなと張本美和が対戦。互角の試合は最終ゲームへ。序盤4-2で張本がリード中、早田が左手首違和感でMTOを要請し約5分中断。治療は大会医ではなく早田のフィジカルトレーナー岡雄介氏が担当したため、公平性に疑問が浮上。慣習により両者ともコーチ不在だったが、岡氏との接触が心理的有利と見られた。
再開後、早田が逆転し11-7で勝利。SNSでは運営批判もあったが、規定上問題はなく、慣習が想定外の不公平を生んだ形となった。
今回の事態は、ルールではなく慣習が公平性を損ねる結果を生んだ典型例だ。運営側は「規定がないから裁量」という安易な判断ではなく、競技の信頼性を守る視点を持つべきだった。第一に、MTO時の治療担当を原則大会医に限定する明文化が必要。第二に、同士討ちでもベンチコーチ帯同を許可するルール整備。第三に、心理的影響も含めた中断時の公平性指針を策定すべきだ。スポーツは実力で勝敗が決まるべきであり、制度の穴や曖昧な慣習に左右されてはならない。真の競技価値は透明で一貫した運営によってこそ守られるのだ。
ネットからのコメント
1、アドバイス云々だけでなく、卓球って少しのことで流れが変わるから、あの場面で古傷痛んだという理由で長時間中断され、流れが変わってしまった。
プライベートコーチが入ったことも問題だけど、その試合中に負った怪我ではないことでMTOを認め、さらにプライベートコーチが入った。二つの問題が生じています。古傷MTOを認めた理由の方が知りたいです。
2、ルール上は問題ないのかもしれないけど、一般的には運営側のドクターが対応となっているのにあえてコーチが出てくるから問題なんじゃない?コーチが被り、ベンチにはお互い誰も居ない状態なんだから張本はアドバイス等が貰えない状態。なら早田も同じ条件にしないとおかしい。お互いにコーチがベンチに居るなら記事にある様に不公平感はないが、お互いにコーチがいないなら出てくるべきじゃない。メディカルタイムアウトなんだからドクターがいればいいだけ。今回は運営や審判の判断により張本が不利になった気がする。
3、あくまでも私信ですが部活の顧問をしていますMTOに関しては権利であり使うのは構いませんが 最近世界大会と名のつくか大会が増え各々の大会のルールに少し穴がありすぎます今回のはテーピング等から判断すると大会(試合)前から痛めていたと考えられる部分の治療であり国際ルールでは認められないものなのでブラックではないがかなりブラックに近いグレーだと思います
4、今回のメディカルタイムアウトのようなズブズブの規定はやめるべきであると思う。あったとしても5分は長い。また、コーチが対応とは言語道断です。また、対応するにせよドクターのみ3分以内とか厳格にすべき。テニスなどでもかつてはメンタルのスポーツとしてメンタルタフネストレーニングが取り上げられていたが、卓球も同様と考える。今回の場合は、故障部位のケアのみならず劣勢だった早田選手のみに集中力を高める効果があったと同時に張本選手の集中力を切らす結果、早田選手のみ有利な条件を与えたことは明白である。このような場合は、プレーできるか否かの判断や簡易ケアは、ドクターを通してするべきであり、できなければ棄権を判断するか否かについて当該選手がすべきと思う。テニス等でもそうだと思うが、どうしてダメなら棄権ですよね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/70b740b1c0c16e235232a730b71073a7bf8bac83,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]