小泉農水相は、備蓄米の販売期限を延長することを発表しました。この措置により、出庫作業の遅れで引き渡されていない約10万トンの備蓄米が市場に出回るまでの猶予が与えられます。農水省は新米価格への影響を避けるために販売期限を設けましたが、過去の傾向から備蓄米の流通は新米価格に大きな影響を与えないとしています。しかし、現実には新米価格が2024年に比べて大幅に上昇しており、福井県産「ハナエチゼン」や佐賀県産コシヒカリの価格が2024年より1.
7倍から1.5倍上昇するなど、高値が予想されています。
現在の新米価格の上昇は農業政策の不十分さを露呈しています。備蓄米が市場全体にどれほど影響を与えるか不確実な中で、顧客が負担を強いられる状況は異常です。まず、農業政策の透明性を高め、備蓄米の流通や取引の仕組みを改善する必要があります。次に、価格高騰への対策としての地域別調整機構の設立が考えられます。最後に、長期的には効率的な農地管理や技術投資による収穫量の向上が求められ、公正で持続可能な価格設定が実現されるべきです。これが実現できれば、消費者に安心をもたらし、生産者も適正な利益を享受できる社会となるでしょう。
ネットからのコメント
1、我が家は備蓄米でも全く支障が無かったので、食べ盛りもいるし、このまま売ってくれる限りは備蓄米で行こうと思います。
そこそこいい炊飯器を使っているので、そのせいかも。みんながみんな、すごく美味しいお米じゃないといけないわけではないと思うので、選択肢が増えるのは良いと思います。
2、茨城県産や千葉県産をよく購入しますが、今年は値上がりが大きいと感じます。記事を読むと、新米は昨年より1000円以上高くなり、福井や石川では1.5倍近い価格になっているとある。小泉農水相によると、備蓄米の販売の延長で、新米価格には影響がないということですが、実際には店頭で4割近く値上がりしている状況を見ると、納得がいきません。お米は毎日の食卓に欠かせないという一般家庭は多いだろうし、政府には国民の声にもっとよく耳を傾け、消費者目線での対策をお願いしたいです。
3、「備蓄米」の本来の意味から考えれば、元々「備蓄米の放出」をするのであれば、備蓄している米のうち、古い方から放出するのが正しかったのでは? 必要量の放出が終われば、備蓄米のうち、比較的新しい米が残って、今後の「放出」が必要になったときの「備蓄米」として使用できます。そうしないと、今回の方法では、『鶏のエサ』(?)になってしまう備蓄米のみが残ることになり、備蓄米の補充に支障をきたすことになります。
「古米はマズい」と言われるのを恐れて新しい方の備蓄米から放出したのでしょうが、政府の「人気取り」で行おうとしたことが間違いの始まりですね。
4、結局今のところ買う層が分かれているので、備蓄米を継続しても農家さんの迷惑になることはないでしょうね。以前から新米の時期は値引きされないので、夏の値下がり時期からお米を余分に買って、3か月程度は、前年度産でしのぐお家は多かったです。今回流通の遅れなど混乱もあり、買い戻してもまたどこかで詰まるのが落ちですし、通年一定量の備蓄米を販売するのもシステムとして有効かもしれませんね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/1b82b0a85499a955e9d27b493737ac63da7e5c4e,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]