広島県の強豪校・広陵高校野球部で、2025年1月に1年生部員が複数の2年生部員から暴行を受ける事件が発生した。原因は寮内での禁止行為とされている。学校は2月に事態を広島県高野連と日本高野連に報告し、3月に「厳重注意」の処分が下された。被害生徒はすでに転校。事件発覚後も、同校は今夏の甲子園大会出場を辞退せず、試合に臨んでいる。
常勝を目指す名門校での暴行事件が、わずか半年足らずで風化し、処分も「厳重注意」で終わる。この事実に、私たちは強い違和感を覚えるべきだ。事件の本質は、暴力の温床となる上下関係と、表面を整えるだけの指導体制にある。部活という名の閉鎖空間で、指導者が「暴力の兆候」に気づけない、あるいは黙認してきた背景が見逃されているのではないか。
まず、寮生活における第三者チェック機能の導入が急務だ。定期的な外部面談や匿名通報制度を設け、抑圧の構造に風穴を開ける必要がある。次に、高野連の処分の透明化と厳格化。曖昧な「厳重注意」では、再発防止に繋がらない。そして、勝利至上主義を脱却し、生徒の人権を軸にした指導理念の再構築が求められる。
暴力の上に築かれた栄光に意味はない。健全な競技環境なくして、本当の強さは育たない。
これは、教育の敗北である。
ネットからのコメント
1、甲子園行進で広陵の選手の表情こそがもうこの事件に精神的に限界なのでは?隠蔽だけが子供達をかばうことにはなりません。監督・学校関係者・高野連が正しい判断をすることで子供たちは間違った事件を後悔し被害者の方にどうすればいいか考えさせないといけないと思います。大人が正々堂々と対応願います。
2、SNSで拡散されている情報は正確ではない可能性があるから、公式から加害者の個人名まで出すべきだろ加害者を守るのは被害者を守れた時だけにしようよ。被害者の傷はそう簡単に癒えるものではないし、加害者も注意なんて甘い処分じゃなくて、もっと厳重にしないからいじめが減らないんだよ。いじめもれっきとした犯罪なんだからそれ相応の刑罰はあってもいいと思う。
3、昨日YouTubeで広陵の不祥事を知ったけど、学校側が高野連に上げた報告内容に虚偽はなかったのかな?YouTubeで見た内容だととても既に処分済みという内容ではないと思うけどね。キャプテン以下レギュラーも加害者として加わってるみたいだし、中井監督が被害生徒に対し口封じをしてるような内容だった。
報じられてることが事実であれば広陵は甲子園で野球どころではとても無い。
4、この時期に判明したのは悔しかったんだろう被害者の自分が転校されられ加害者たちは甲子園一時は仲間たちと夢みた甲子園一種の口封じ的なことかもしれないけどいろいろネットに上がってるの見たらちょっと引きますよ
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/dd2a5eae48c160b62b7626764bc92aefefa464fb,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]