斎藤元彦兵庫県知事の定例記者会見で、記者クラブ幹事社が知事に対し、不規則発言に見解を求めないよう要望した。会見はしばしば不規則発言で進行が混乱しており、幹事社はその場合の対処として、不規則発言を行う記者には参加制限を設ける方針を発表した。さらに、知事に対して会見時間を十分に確保し、質問の趣旨を的確に捉えて率直な回答をするよう要望した。

加えて、告発文書漏洩問題に関する知事の給与減額条例案が三度目の継続審議となり、議会側に強い反発を招いたことを記者が指摘。公益通報者保護法に関する質問にも、知事は適切な対応をしていると繰り返し答えた。議会判断への他人事発言や詳細説明の欠如が問題視された。

現状の記者会見における混沌とした状況は深刻です。兵庫県知事による進行に、記者の不規則発言が加わり、知事自身も幹事社に見解を求める不適切な行為を繰り返しています。これは報道の重要性が軽視されている証であり、透明性を欠く会見運営に疑問を抱かざるを得ません。問題の本質は記者会見が公の情報伝達の場であるにも関わらず、相互理解と円滑な情報共有が欠如している点にあります。解決策としては、第一に、会見のルールとマナーを明確に定め、それに厳格に従うことが必要です。

第二に、知事は事前に質問を把握し、的確に応える準備を整えるべきです。第三に、幹事社は不規則発言に対し毅然と対応し、会見の秩序を維持する役割を果たすべきです。知事とメディアが共同で信頼関係を築くことが欠かせません。このような透明性の欠如は、市民の信頼を損ねる致命的な失策であり、民主主義の価値を担保するべき立場の人々が率先して直すべきです。

ネットからのコメント

1、斎藤氏が記者の質問にしっかりと答えれば、チャチャを入れる事もなく、質疑応答も進むのでしょうが、斎藤氏は答えのテンプレがあったり、木で鼻を括るような答えだったりして、記者の質問から余りにもかけ離れた答えだからこそ、こう言った会見の進行に問題が発生するのです。斎藤氏は記者の追及に耳を傾けて、真摯に答えて欲しいと思います。

2、県民です。斎藤氏を支持する若い世代のパパ、ママたちへ。あなた方も有権者です。若くシュッとした氏の外見に魅せられ、「既得権益」と闘う反骨のリーダーなどというイメージに惑わされてはいませんか？新聞を読む習慣もなかったのに、読んだこともないのに"オールドメディア"という言葉で負のイメージしか持たない自分がいませんか？どうぞ、県の公式HPで閲覧できる文書問題に関する第三者調査委員会　調査報告書　公表版を読んでみてください。

氏の二面性が手にとるように理解できます。私はこれを熟読しました。若者を、Z世代を、高校生を全面的にバックアップすることを標榜する"躍動感あふれるサイトーさん"とは異なる、傲慢な言動に愕然としました。あなた方のお子さんが斎藤元彦氏の下で働くことに、もろ手をあげて賛成できますか...?

3、この会見の動画を見ていたが、最初に不規則発言への言及があって内心ほくそ笑んでいたであろうところ、今度は自分の行儀の悪さを公然で指摘され、完全に顔が固まっていた。よく言ってくれた。記者は会見の場では政策等に関する疑問点をとことん追求するのが仕事。今の斎藤元彦はとにかく1時間きっかりでオールテンプレ回答で乗り切りたいという魂胆が見え見えなので、しつこく絞るべきだ。そもそも、斎藤元彦に自分なりの正しい考えがあるというのなら、それをそのまま述べればいいだけの話。それすらも放棄しているのだから、記者団が厳しくなるのは当然。

4、斎藤知事の定例記者会見は、およそ県知事所会見としては相応しくない状態が、昨年の就任以来続いています。

これは記者の責任よりも知事の姿勢が主な原因でしょう。記者の質問に正面から答えない。この3月の兵庫県第三者委員会の報告で、斎藤知事の元県民局長の処分が違法・無効とされても、自分が設置した委員会であるにもかかわらず受け入れを拒否し続けており、その見解を問われても適法適正に処理しているの言葉しか発せず、まったく不誠実としか思えない態度を取り続けてけている。イエス・ノーで答えられる質問に対しても、言を左右して知らぬ存ぜぬの一点張り。質問する記者の言葉がきつくなるのはやむを得ない状態が延々続く。行政のトップとは思えない斎藤氏が知事を続ける限り、定例記者会見の正常化は望めないでしょう。県議の方々も、ここはもう覚悟を決めて再度の不信任で県民の判断を仰ぐしかない。もう時間は限られています。