「ゾンビたばこ」は若者を中心に広がりつつある危険ドラッグで、特に福岡や沖縄で問題となっています。今年5月以降、指定薬物に分類され、エトミデートを含む「ゾンビたばこ」の所持や使用は禁止されましたが、警察庁は10月までに全国で18人を検挙しており、中でも沖縄での逮捕者が多く、1名は福岡で摘発されています。麻酔薬として使われるエトミデートが主成分で、過剰摂取によりけいれんや錯乱を引き起こす危険性があります。
売買はSNS上で行われ、特に福岡では密売ネットワークが深く関わっている疑いが強まっています。警察や専門家はこのドラッグの依存性と健康被害について警鐘を鳴らしており、さらなる警戒が求められています。

この問題の核心は、「ゾンビたばこ」の蔓延が若者を中心に広がっている現状にあります。違法薬物がSNSを通じて簡単に手に入るという異常事態は、制度的な欠陥を露呈しています。まず、国内での流通経路に対する徹底的な取り締まりが必要です。密輸された薬物の流入を水際で止めるため、国際的な協力体制を強化し、警察庁や税関の連携をより一層強めるべきです。また、SNSによる密売を防止するためには、プラットフォーム運営者との協力体制を構築し、違法取引の監視を強化する施策が求められます。さらに、若者への教育・啓発活動を増やし、薬物の危険性を広く周知させることが重要です。
このような対策を講じなければ、「ゾンビたばこ」は単なる流行にとどまらず、社会全体を揺るがす深刻な問題へと発展しかねません。違法薬物撲滅に向け、私たち全員が真剣に向き合う必要があります。















ネットからのコメント
1、「ゾンビたばこ」という名称自体が、すでにこの問題を矮小化しています。未承認の麻酔薬を吸引して身体機能も判断力も失う行為を、まるで都市伝説か流行アイテムのように消費する感覚は、正直言って危険という言葉では足りません。
「興味本位で気になる」という発言に至っては、自分の脳と人生を2万円で売り渡す宣言に等しい。無知ではなく、想像力の放棄です。さらに悪質なのは、SNSで名称を言い換え、秘匿アプリで売りさばく業者と、それを“自己責任”で片づけてきた社会の甘さでしょう。若者がゾンビ化するまで放置しておいて、ようやく「警戒」では遅すぎます。これは個人の逸脱ではなく、規制と教育の両方が追いついていない日本の怠慢の結果だと思います。
2、流通を抑えるにはおとり捜査が効くジャンルだと思います。ただ、現状では捕まえてもすぐ釈放でしょう。(指定薬物だと覚せい剤より軽く、5年以下の懲役または500万円以下の罰金)重罰化のうえで、税関の体制と捜査を強化してほしいと思います。
3、興味あるが法に反するから…?ダメだなこりゃ。むしろ法に反しなくても危険だからやらないという感覚を持つのが人間というものだろう。こんな物をやるならば、そして依存して一生を棒に振るならば、もはや何の為に人間として存在してるのかわからない。しかも高額でね。永遠にやめられずに払い続けるわけでその為に働くようなものだが、薬漬けで働くこともままならなくなれば犯罪に向かうって流れになるわけだ。
盛られたわけではなく自身から少しでも興味があるならその時点で相当やばいと自覚しないといけない。終わりへのカウントダウンだ。
4、薬物に対する心理的なハードルが低い人が多いのでしょう。薬物は確実に精神も身体も蝕みます。そして,それに気が付いたときはすでに手遅れになっており,一度寛解してもまた手を出してしまう,人生そのものを支配される,そういうものです。でも,いくら伝えても伝わらない人はいるんですよね。「自分は大丈夫」「一回だけだから」と。幼少からの環境によるのでしょう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/631ac7f33fe54a50ec05b6a1dd40ac3bcaff76e8,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]