2025年12月15日のニュースによれば、埼玉県のスーパーでコメの価格が下落し始めています。例えば、茨城県産こしひかりが5キロあたり税込み3994円で販売されています。この背景には、コメの過剰在庫が影響しています。特に、コメ卸業者がコメの高騰で売れ行きが悪化したため、大量の在庫を抱えることになりました。倉庫が圧迫され、赤字の恐れがあるため、卸業者は価格を下げて在庫を処分せざるを得ない状況です。
これにより市場価格はさらに下がる可能性があり、年明けにはコメのさらなる値下げが予想されます。また、「おこめ券」も値下げの動きが出始めており、流通全体に影響を及ぼしています。

この問題は、コメ余りの状況が生産者や流通業者に与える打撃を浮き彫りにしています。まず、価格競争が激化する中で、業者が抱える経済的圧力は無視できません。次に、過剰な在庫管理と価格設定に関する制度の欠陥が露呈しています。市場の健全な運営には需給バランスの理解と調整が不可欠です。解決策としては、(1) 需要予測と生産調整の精密化、(2) 在庫管理のためのデジタル技術の導入、(3) 政府による価格安定策が必要です。これからの日本農業の発展には、消費者の信頼を得るための適切なマーケティングと、将来への持続可能性を考えた戦略が求められるでしょう。
社会全体での協力と務めが、今問われています。
ネットからのコメント
1、5kg4000円を少し切る米が安いとは決して思わないです。10kg4000円なら、2年前の値段なので元に戻ったと思う感覚が消えません。我が家では秋に買った備蓄米を未だに食しています。炊き方を工夫すれば十分満足
2、これだけ米が売れないと在庫が余って倉庫代がかかるし損してでも値下げせざる得ないでしょう。安くなれば米は売れる様になるし、米離れは無くなるのはメリット有ると思います。このまま行くと米離れが加速しますよ。
3、クリスマスから年末年始は、食材が高くても売れる時期ですので、値下がりが起こるとしたら年明けでしょうね。どこかがだぶついた在庫を損切りで安く売り始めたら、3000円/5㎏ぐらいまで一気に下がるのではないですかね。その時期までは、在庫を抱えず、必要最小限の購入でいいのではないでしょうか。
4、こうなった発端は農家と直接取引しようと参入した新規卸業者および、業者と高値つり上げ競争をしたJA。極論で云えば、2万円の価値しかないものに勝手に3万超の架空の値段を設定したわけです。
一昨年あたりはJAが玄米60kgに支払う概算金は1万強程であり、さすがに生産者は苦しく、倍増くらいが適正だったと思われます。更に高値の原因となったのは中間卸であり、例えば概算金1.5万円であれば小売店に精米60㎏として並ぶ時には約80%、金額にして1.2万円増しの2.7万円程。5㎏あたり2.3千円程なので、小売店が20%乗せても消費者には3千円以下で届いていました。そして概算金が3万円になっても小売店に並ぶ時はやはり80%増しの5.4万円程で5㎏で4.6千円程となり、小売店が薄利で頑張っても消費者の購入時には5千円超えとなってしまいます。鈴木農水相はこんなJAや中間業者をおこめ券で守ろうとしています。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/fcc64f3fd6d2bc6589c47e6756b5ca67e0f3fd7d,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]