田中かほるさん(84歳)は2022年9月に港区職員によって突然精神科病院に強制入院させられ、家族から隔離されました。彼女の娘、裕子さんは、港区から母への虐待の疑いがあると一方的に判断され、面会を禁じられました。かほるさんは連れ去られた後、肺がんが判明しましたが適切な治療を受けられず、2025年5月に娘によってようやく退院。
しかし、その3カ月後に他界しました。この間、港区はかほるさんに成年後見人を付け、家族の同意なしに財産処分を行いました。かほるさんは退院後、「みんなグルになって私を病院に閉じ込めていた」と証言。彼女のケースは、高齢者虐待防止法の不適切な運用と、自治体の判断ミスによる人権侵害の問題を浮き彫りにしています。

この事件は、自治体による人権侵害であり、高齢者の尊厳や家族の絆が意図的に破壊されたものです。まず、自治体の職権乱用による高齢者の強制入院は、納得できる証拠もなく行われ、正義を掲げる行政の本質を疑わざるを得ません。次に、制度の欠陥として、虐待防止法が本来の目的から逸脱し、誤った判断によって施行されることで、被害者を生み出していることが挙げられます。そして、成年後見制度が本人や家族の意思を軽視している点も大きな問題です。
この問題を解決するためには、第一に透明性のある審査プロセスの確立が必要です。第二に、外部監査を設け制度運用のチェックを行うことで、誤った判断が行われないように努めるべきです。第三に、家族の意見や本人の意志を尊重するための法律改正を進めるべきです。人権を軽視し、行政の能力が試される今、何よりも大切にされるべきは人間の尊厳であり、その価値観を見失ってはならないのです。


ネットからのコメント
1、この記事は明らかに一方的で事実認定に問題があると思います。長年精神医療の現場にいますが、絶対に有り得ない事が幾つの当たり前のように書かれていると思います。
区役所職員が勝手に連れ去る、勝手に成年後見人を付ける等、まあ普通あり得ない。ちゃんと港区側、病院側の聞き取り、裏取りをして記事にして欲しい。精神医療の印象を悪くする事は、精神疾患に対するスティグマにも繋がることを考えて欲しい。
2、こういう話は片方の話だけで判断できない。特にお母さんはもう亡くなれてるし。本人が娘と会うことで精神的に不安定になるなら医師から会わせない方がいい、と指示されるかも。行政は家族がひきとると言えば手放す方が楽だし、事務担当が勝手に入院を長くさせられない。何らかの医師判断があったような気がします。
3、東京の場合、精神病院に入院させるためには、二人以上の医師が判断をします。梅ヶ丘病院や松沢病院、都下なら府中病院などです。以前病院にかかっていたのならなぜその病院の先生に連絡をしなかったのか?記録が残っていたはずです。しかも病院でないところに預けたとか?警察は家族とともに病院に行きます。強制入院と本人の同意の入院があるからで、状況を詳しく聞いてからの入院になるはずです。幾ら区役所でも勝手なことはできないはずです。
娘さんが暴力なら、お母さんは、保護の対象者のはずです。強制入院が判りません。精神的におかしいと判断したから入院させたのでしょ?裁判したら。今後もこのようなことが起きないように参考になるでしょ。
4、区役所側の説明の記述が全く無いので信用できません。実在したとされる女性も亡くなっていると言うことで、実在も疑われます。成年後見人は裁判所の選定が必要で、区役所が勝手に選定などできません。ましてや財産の処分などできないでしょう。名指しされた港区役所の説明が必要だと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e9182898a0f9fbc57d03e3fa23e13745e1e4ed47,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]