ロシア国防省は、2025年7月31日、ウクライナ東部ドネツク州の重要都市チャシフヤールを完全制圧したと発表した。ウクライナ軍との激しい戦闘が1年以上続いていたが、ロシア軍が昨年7月に一部を制圧し、完全制圧には至らなかった。ロシア軍は30日夜から31日未明にかけて、300機以上の無人機と8発のミサイルでウクライナ側を攻撃。
その結果、ウクライナの首都キーウにある集合住宅にミサイルが着弾し、6歳の男児を含む6人が死亡、80人以上が負傷した。また、100以上の建物が被害を受けた。
ウクライナの民間人に対する無差別攻撃は、限りなく悲劇的で受け入れがたい現実だ。特に、キーウの住宅地に対するミサイル攻撃が証明するように、戦争の恐怖は無関係な市民に直接降りかかっている。ウクライナの軍事行動とロシアの無差別攻撃が続く中で、平和を求める声はますます大きくなるべきだ。
この状況において、何よりも求められるのは国際社会の迅速で強力な対応だ。
戦闘の継続は無益であり、次の戦闘を防ぐための外交的努力が優先されるべきである。戦争犯罪を裁くための国際的な機関がもっと強化され、民間人保護のために実効性のある措置が取られることが求められている。
また、ウクライナ内での人道的支援を拡充し、無辜の市民が守られるための国際的な協力が必要だ。戦争の終結に向けた道筋を描き、犠牲者を減らすための努力を惜しむべきではない。
ネットからのコメント
1、ウクライナは今月中にカメンスコエとチャソフ・ヤル、2つの要衝を失った。なおもポクロフスクが周囲270°を包囲され、ロシア軍は市内に浸透を開始。ロシア軍お決まりのドローン、榴弾砲、滑空爆弾攻撃により守備隊の消耗も激しく、都市はいつ落ちてもおかしくない状態となっている。7月はウクライナ軍にとって悪夢の月となってしまった。ウクライナ軍は徴兵が損失に追いつかず、60歳以上の高齢者で前線を賄うつもりだ。
2、民間の集合住宅を狙い、子どもを含む罪のない市民を巻き込む攻撃を「戦争」や「戦略」と呼べるのか。ロシアは完全に一線を越えている。もはや軍事施設でも前線でもない場所を狙った無差別攻撃は、ただのテロと変わらない。
新型無人機だのジェットエンジン搭載だの、技術の進化を誇示する前に、人間としての理性を取り戻すべきだ。これを放置する国際社会にも強い責任がある。ウクライナだけにこの重荷を背負わせてはいけない。
3、この戦争はウクライナにとっては勝つにこしたことはないが、短期的には正直無理だと思う。戦争を続けて、ウクライナが有利になったときに停戦を持ちかけるのが理想だろうけど、戦争をしたくないと思っている国民がかわいそうです。日本にも色々あるけど、戦争にならないだけ幸せなんだと、改めて感じます。
4、アメリカの爺さんが変に掻き回したことで、余計に終わりが見えなくなってしまったが、この先欧米諸国はどうしていくつもりなのでしょう。米英仏が地上侵攻しますか?いよいよ第三次世界大戦となりますが、このままではこの戦争に終わりは訪れません。我が国日本も同盟国として何らかの動きと共闘をせざるを得ないかと思いますが、今の日本がどこまで強気に出られるか。仮に世界大戦に突入すると、綺麗事だけでは済まされないことは容易に想像できる。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/caef2c9e47928ddf4d2d67cb157295d354e01841,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]