ホテル立山は、1972年に立山黒部アルペンルートの開業に合わせて営業を始め、現在まで室堂平に存在する老舗の宿泊施設です。しかし、2025年8月31日をもって宿泊事業を終了することが発表されました。終了の理由としては、親会社である立山黒部貫光が運営する立山黒部アルペンルートの運輸事業に経営資源を集中させるためとのことです。
なお、レストランや売店は引き続き営業を行います。さらに、ホテル立山は昨年から星野リゾートと売却に向けた協議を行っており、その協議は現在も継続中です。
今回の発表は、ホテル立山を長年訪れてきた多くの人々にとって驚きとともに寂しさをもたらしました。このような歴史ある施設の閉鎖は、地域経済にも影響を与える可能性があり、その背景には経営資源の再配置という現実的な選択があることは理解できます。しかし、単なる宿泊施設としてではなく、立山黒部アルペンルートの重要な拠点であったという点において、この変化は単なる企業の決定にとどまらず、観光業全体の方向性に影響を及ぼす可能性も秘めています。
本件に関して、立山黒部貫光がどのようにしてその資源を最適に活用するのか、また売却協議がどのように進展するのかが今後の焦点となるでしょう。
例えば、立山の観光価値を損なうことなく、リゾートとしての新たな可能性を切り開くためには、地域との連携強化や、観光業の変革に合わせた柔軟な対応が必要です。また、今後の施設運営において、地域経済を支えるための新しい形態の開発や、地元の特色を活かしたサービス展開が期待されます。
ネットからのコメント
1、ホテル立山は憧れのホテルでした。もう、20年ほど前ですが、母が「立山に行ってみたい」と言っていたので、就職後すぐに、ホテル立山の旅行をプレゼントしました。母子二人の旅行で、少し気恥ずかしい気持ちもありましたが、一緒に散策したり、ホテルの屋上から満天の星空を眺めたり、喫茶で水出しコーヒーを飲んだりと、立山を満喫することが出来ました。身体が弱くなった母を連れて行くことはもう出来ないので、毎年、お正月の「ホテル立山迎春オードブル」を取り寄せて、富山の幸を味わっています。こんな素敵な思い出をつくってくれた、ホテル立山に感謝です。
2、立地としては最高の場所に立っています。デメリットは営業が半年ほどしかできないことと、雪に埋まる建物のメンテナンスに多額の費用が掛かること。
星野リゾートならうまくやるでしょうけど、条件が合わずに訳の分からない外資に買われてめちゃくちゃになることは避けてもらいたいところです。
3、まあ、星野が買って経営が続くってほうが良いんだけど、星野になると周辺に変なテラスとか作り始めるのがもうお約束だもんな。立山はそんな感じにしないで欲しいが。
4、立山の自然や良い意味での田舎らしい雰囲気をそのまま残して欲しい。元々、室堂まで行くのにも結構な交通費がかかります。星野リゾートが介入すれば、値段も更に高くなり気軽に行けなくなってしまいそう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/c600f54f52ad83edb28113f8ca0438e194f890d9,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]