2023年、沖縄本島南東の公海上空にて、中国海軍の空母「遼寧」から発艦したJ15戦闘機が航空自衛隊のF15戦闘機に対してレーダー照射を断続的に行いました。日本政府はこの行為を「危険」として中国側に抗議しました。一方、中国外務省は「国際法や慣例に合致」「日本機が無断で演習区域に侵入した」と主張し、日本側に抗議、強烈な不満を表明しました。
報道官はレーダー照射を「通常の慣行」と説明しました。

これは明らかに国家間での軍事的緊張が高まりつつある危険な兆候です。現代の国際社会において、相互不信が軽率に高まることは避けなければなりません。現状では、いずれかの国が地政学的影響力を誇示しようとしていることが浮き彫りにされています。問題の本質は、地域の安全と国際法に対する認識の齟齬があることです。第一に、双方は自国の行動を透明化し、国際社会が関与する形での第三者による監査を受け入れるべきです。第二に、軍事的な対立を避けるよう、外交パイプを通じて定期的な対話を行い、不必要な誤解を解消する場を設けることが必要です。第三に、地域全体の平和を保つための多国籍軍事協力体制を構築し、より強固な信頼関係を築くことが急務でしょう。国と国との緊張の高まりは、地域の不安定化を招く恐れがあるため、迅速かつ冷静な対応が求められています。
ネットからのコメント
1、やはり、中国側のこの姿勢ではこういったことが繰り返される可能性が高いものと思われます。このまま沖縄を取り囲むような訓練を許していていいのか?という点にも焦点を当てていったほうがいいと思います。今回の件は、まだ始まりに過ぎないかもしれません。日本としては、この地域での軍事的な衝突を防ぐためにもさらなる抑止力を検討すべきでしょう。まずは、沖縄周辺で米豪台比と協力して合同訓練の実施などを検討したほうがいいでしょう。
2、どんなに平行線になっても、話が通じなくても、敵のこうした公式な言動に対しては、淡々とかつ的確にかつ毅然と反論する必要がある。同じ反応の繰り返しで良い。飽きても辟易としても、それを繰り返すべきである。その一回一回が、敵のサラミスライス戦略の一環だからだ。反論を怠れば、僅かでも押し込まれる事になり、それが新たな常識となる。
3、「強烈な不満と断固たる反対」中国政府がよく使うこのフレーズは毎度のことで、日本政府が良く使う「遺憾に思う」と同程度と理解すると分かりやすだろう。
このフレーズ以外の言葉が見つからないところが、日本政府に対する批判が手詰まりとなっている状況、中国政府に打つ手がなく雁字搦めになっている状況の証。日本政府は、中国による挑発に動じることなく冷静沈着な対応、毅然とした厳しい対応、絶対に引かない対応、G7、欧豪印などとの連携強化による対応が重要になります。
4、論理で話せない、真実で話せない国とどう外交をするのか。自らをリベラルと称すコメンテーター識者に問いたい。誰が悪いとかの問題でなく、現実的に、政治もメディアも日本をどう守るかに議論を集中させるべき。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/037c05e95ddf263cbb6fb2895f32e69f8ed9f07a,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]