今回の第107回全国高校野球では、日大三高と沖縄尚学が決勝に進出する一方で、広陵高校が部員の暴力行為により出場を途中辞退しました。これはメディアが伝えない高校野球の問題を浮き彫りにします。特に、地方大会から甲子園に進む際の選手削減、暑さの問題、暴力問題はほとんど報道されません。広陵高校の部内アンケートで「ほかに暴力はなかった」として秋の大会への出場が決定しましたが、これは現行のシステムにおいて隠蔽される可能性も指摘されています。

この出来事を通じて、スポーツジャーナリストの小林信也氏は高校野球が教育ではなくビジネスとして扱われている現状を訴えています。

高校野球は、日本の文化や教育の一環として重視されるべきですが、多くの課題が隠されています。広陵高校の暴力問題を通じて、高校球児や親が抱える問題が浮き彫りになりました。甲子園という名声を求める一方、教育の名のもとに様々な問題が隠蔽されているのは看過できません。まずは夏の甲子園の開催時期を見直し、選手たちにとってより適切な環境を整えることが必要です。また、リーグ戦の導入など、全選手に出場の機会を与える施策が欠かせません。そして、監督や親が暴力を容認する現状を徹底的に排除し、子供たちの健全な成長を支援する仕組みを構築することが求められます。最後に、教育とビジネスの矛盾を解決し、多くの日本人に愛される高校野球を本来の姿に戻す努力が必要です。

高校野球は日本文化の象徴であるべきであり、その問題点を深く考察し、改革に向かうことで、未来の世代に誇れるスポーツ文化を残していきたいものです。

ネットからのコメント

1、NHKで生放送で全試合放送するから、学校側としてこれ以上の広告宣伝はないと思って、硬式野球部を強くしようとする全国各地から選手を集めて、特に有望選手は寮費や授業料免除などすごい厚遇で入学させる甲子園出場のためには不祥事が発生しても、できるだけ被害が少ない方法を学校側の大人たちが考えてしまうもう教育というより、大人の事情によって動いていると言えると思うね

2、＞今回のことで言えば、出場を途中辞退した広陵高校は部員が164人と報道されています。甲子園でベンチに入れるのは、そのうちの、ほんの20人ですこういうことがあって、部員全員が対等な仲間、チームになれるわけがないと思う。力の勾配が生まれて、ベンチ入りした２０人が偉く、その他は下働きのように扱われるようになるのは無理もない。レギュラー陣は、みんなの応援のおかげだとか感謝だとか、マナーとして言えるようになっても、そこに入れなかった生徒は、練習の補助や応援や荷物運びしかさせてもらえないわけで、経験も地位も全く対等ではない。

その中でいじめや暴力沙汰があったときに、学校が守るのがその２０人に入る生徒、入れようと思っている生徒、になるのも当然だろう。やはり教育機関ではなく事業、その通りなのだと思う。

3、高校野球が事業（ビジネス）として長年成り立ってるってのは、商品を買う客＝ファンがいるからだろ。高校野球が問題山積みでも、喜んで見てきたファンにもクレイジーな環境を作り出した責任の一旦があるな。誰も見なきゃ、朝日、毎日、NHKをはじめ、マスコミも騒ぐの止めるし、強豪校も野球部の扱い変えるし、高野連も大会の運営方式も変えるさ。

4、公立頑張れムードには辟易しました。県岐商は正しく県内の有名なクラブチームの優秀な選手が集まった集団。私立と変わりません。クラブチームに入っていない子はレギュラーになれない。これが現実です。選手が頑張っていることは確かで、文句はありませんが、美談を作りあげるマスコミは大問題です。私立だろうが公立だろうが皆全力で頑張ってるんです。