事件概要:2025年7月24日、大津市の82歳男性が再度特殊詐欺の被害に遭った。男性は投資を趣味としており、今年5月に二つのLINEグループから投資の誘いを受けて参加。詐欺師は「株の抽選」や「高倍率の当選」といった内容で男性を誘惑し、7月24日までに36回にわたり23のインターネット口座に合計2億7500万円を送金させた。
詐欺師から利益を示すグラフも見せられたが、引き出し時には「手数料」が必要だと言われ、男性は不審に思い息子に相談して初めて詐欺だと気づく。男性は今年春にも1億円の詐欺被害に遭っており、「自分はだまされないと思っていた」と話している。
コメント:このような詐欺の被害者が再び増加している現実には、金融リテラシーと詐欺防止策が十分に欠けていることが露呈している。特に、投資詐欺における手口の巧妙さは、対象が高齢者であることを巧みに利用しており、非常に悪質である。社会全体が金融教育の強化を求める必要があることは言うまでもないが、まずは警察や関連機関が詐欺に対する意識を広めるための活動を強化し、高齢者をターゲットにした啓発キャンペーンを強化することが急務だ。具体的には、オンラインでの取引における警戒心を高めるための啓発資料を配布したり、家庭内で詐欺を予防するためのガイドラインを作成するなど、実践的な対策を講じるべきだ。
詐欺師は巧妙であるため、被害者が二度と同じ過ちを犯さないような体制を整える必要がある。
ネットからのコメント
1、男性は今春にも同じ手口で約1億円の詐欺被害に遭っており同署に「投資詐欺の存在や手口は知っていたが自分はだまされないと思っていた」と話した春に騙されたばかりなのに、自分は騙されないと思っていたという発言に多くの人は理解できないのではないでしょうか
2、息子さんに相談するのが遅すぎました。そんな大金があったのなら、早めに自分の子孫に生前贈与でもすればよかったのではないかと思いました。騙されてから相談を受けた息子さんも虚しいと思います。余裕があるのでしたら、今を生きる自身の子孫にお金を生かして使ってもらうのも良いです。自分の金は自分で稼げと言いますが、頑張って稼いでも生きていくのが辛い世の中です。そういう考えがあってもいいと思います。
3、詐欺の手口を知っていながらに短期間に2回もそれも生涯財産すべてと言ってもいい金額!振り込んだ後に相談じゃなく振り込む前に大丈夫か確認して欲しい!そもそもこれだけ毎日詐欺のニュースやってるのになぜ騙されるのか不思議でならない。
4、自分はだまされないって頭が固まり過ぎて修正が効かないんでしょうかね。こんな簡単に大金を取られるならこんな犯罪も無くならないし対策も無意味に感じちゃうかもですね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/8a354a11c345a3ac7c83a7c38da7d4650ef56192,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]