事件概要:元阪神の鳥谷敬氏(44)が16日放送のフジテレビ「ジャンクSPORTS」に出演し、野球監督業への興味の欠如について率直に語りました。片岡篤史氏からの指導者業への意欲についての質問に対し、「何でみんなそんなにやりたいんですか?」と逆質問し、自分を高めるのは得意だが、人を高めるのは苦手だと説明しました。また、頑張らせようとする選手が「無理だ」と感じた時に諦めてしまうと発言。
元中日監督の谷繁元信氏は鳥谷氏のスタンスに同意し、「確かに向いてないわ」と述べました。
コメント:野球界において、指導者としての道を選ばないという鳥谷氏の選択は、実に個性的で彼自身の価値観を反映しています。一方で、社会や業界では、元選手が監督として成功した例が期待されがちです。しかし、指導の舞台は自己陶冶とは異なるスキルを要求します。鳥谷氏はその現実を無理に追わず、自己理解と誠実さを持って公言しています。この姿勢はむしろ、選手として自身を高めてきた優れた資質に結びつくものであり、個々が持つ才能のあり方を再評価する良い機会です。また、自分に合った役割を正確に見極めることは、スポーツのみならず、どの職業においても重要であることを示しています。このような選択は、鳥谷氏だけでなく他の選手や関係者にも勇気を与えることでしょう。
ネットからのコメント
1、イチローや松井秀喜に近いものがあるんだろうな。自分と向き合うから数字を残せるんだけど、監督やコーチに求められるのは他人と向き合うこと、モチベーターであり、粘り強く分かりやすく伝え続けることだもんな。むしろ指導ポイントや改善状況はプロのOBが把握しつつ、選手とのコミュニケーションや組織マネジメントはその道のプロに任せてもいいとすら思う。
2、人には向き不向きが必ずあるので、鳥谷のような選手がいても全然おかしくない。鳥谷は引退後もアスリートの肉体を維持できている。違う競技にチャレンジして結果出して欲しい。トライアスロン向いてそうだけどなあ。私も人に教えるのは苦手。自分で突き詰めるほうが好き。
3、引退後は監督コーチが花形というのはもう終わったかなと。鳥谷も虎の監督の大変さはよく分かってるだろう。とにかくプレッシャーがハンパないから。鳥谷なら指導者にならなくても解説は勿論の事、それ以外の仕事もあるから食うには全く困らない。それに鳥谷は野球以外でイキイキと人生謳歌してるし。
4、近年の監督はOBか2軍監督から昇格のどちらかで外部招聘がほとんどない。
監督になりたい人が少ないことが一因にあると思う。特に戦力が足りないチームの監督を引き受けたら大変。絶対に戦力不足を認めないファンは負ければすべて監督の責任にして叩きまくるから。鳥谷に限らず選手として活躍した人は余程の物好きでなければ監督業に魅力を感じないはず。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/44a3c8b57501681998709fbc78ebbcdfde841def,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]