東京都新宿で、東京都建設局第三建設事務所が道路工事を理由に、約30人の野宿者を立ち退かせました。6月4日に立ち退き通告を行い、6月17日までに荷物を撤去するよう警告しました。しかし、多くの野宿者が意に反して寝床を畳み都道を去った後も、抵抗が続いています。三建の管理課長は「人権よりも道路が大事だ」と発言し、人権意識の欠如を露呈。

野宿者の抗議にもかかわらず、三建は高圧的に迫り続けています。結果として、約30人の野宿者の生活が困難になり、話し合いによる解決の道が途絶されています。

この事件は、公共の安全と人権尊重のバランスが崩れ、制度の欠陥を露呈しています。まず、東京都建設局の対応は、人権を軽視し、力による威圧を正当化しています。さらに、立ち退きを強制する背景には、人権に対する無関心や制度の欠陥があることは明確です。解決策としては、まずその場での工事が始まる前に個別の対話を通じて野宿者の意向や状況を把握し、可能な限り安全で安心な移動を支援することが求められます。次に、都営住宅などの一時的避難場所を設けることで、立ち退き後も野宿者が安心して暮らせる環境を提供することが必要です。最後に、長期的な視点で、事務所と野宿者の対話を継続し、お互いの立場や考えを尊重する場を設けるべきです。

この事件を通じて、人間の尊厳を守ることが何より重要であることを再認識する必要があります。人権のない工事の実施という価値観は、解決となる可能性があります。

ネットからのコメント

1、道路を使用する人間や沿道住民の人権や生活がかかってますからね。建設局の行動を支持します。既に利用できる行政支援は十分にあるはずなのに、それを利用せずにあえて路上を占拠しているのですから、排除されて当然です。

2、これは当たり前。てか都庁下のホームレスって寝るだけならまだしも大勢で集まって宴会とかしてたからね。公共の空間でこんなことされたら周囲に悪影響だし、東京都は怯まずどんどん推し進めていってほしい。

3、マスコミはなぜどちらかに肩入れをした記事を書くのか。マスコミは自身で聞き込みをし両方の意見をそのままに伝えればいい。片方に肩入れをし、いたずらに公権力による虐めだ、人権侵害だと騒ぐような記事をわざわざ書き何をしたいのか。あるがままをあるがままに、しっかりと両者から聞き込みをした内容をそのままに伝えればいい。読んだ側がどう捉えるかは読んだ側に委ねるべき。

自身が誘導をするようなことをしなくていい。

4、人権って…土地というものは必ず所有者及び管理者がいるもの。その土地に勝手に生活圏を作って無断使用している者の権利とはどのような類のものなのか？このライターはどのような目的を持って書いたのだろうか？臭い、異様さ、社会に対しての責任…とても子供達に見せられるものではない。中には哲学としてのスタイルもお持ちの御仁もおられるようだが、一国民としての責任も果たしてもらいたいものである。