東京都在住の78歳、田中誠さん(仮名)は、月12万円の年金で生活している中、インターネットで見た健康サプリメントの広告に引かれ、初回お試し価格の1,000円で申し込みを行いました。しかし、1ヶ月後に追加の商品が届き、それが定期購入契約に基づくものであることには気づかず、返品しました。誠さんは契約解除の手続きを行わず、請求書を無視し続けた結果、法律事務所から支払いを求める通知を受け取ることとなりました。
消費生活センターの介入により、誤認と確認され、請求は取り下げられ、支払い義務は免除されました。
この事件から見えるのは、通信販売における定期購入の契約内容が利用者に不透明であり、高齢者を含む消費者に対する配慮が欠けているという事実です。まず、広告の書き方が誤解を招く点を批判するべきです。小さく書かれた定期購入の条件に気づかないのは、多くの消費者にとって不公平です。制度の欠陥としては、契約内容が不明瞭であること、特に解約手続きが明示されていないことが挙げられます。これらを改善するために、広告に定期購入条項を明示する法律を制定し、契約時に消費者に対して契約内容を明確化する努力をすることが求められます。また、消費者に対する教育プログラムを強化し、トラブルを避けるための知識を広く共有することも有効でしょう。
このケースは、消費者保護の遅れを示すものであり、市場の健全性を守るためにも、迅速に改善策を講じる必要があります。
ネットからのコメント
1、「初回限定」は言い換えれば「最初の1回目だけ」という意味。だから暗に「2回目以降から価格は変わる」ことを含んでいます。やがて1回きりのお試しでは済まないと気づき、いざ解約しようと連絡を試みてもなかなか相手先に繋がらない。一度懲りてからは「初回限定」と謳ってある商品には決して手を出していません。 サプリにしても、一粒に何種類もの栄養素が入っていたところで分量から考えればほんの微量。だったら食材から直接摂取した方が効果的だし添加物も無くて安全だと気づきました。安価でうまい話には必ず裏がある、と今更ながら肝に銘じています。
2、だいぶ以前、ある通販会社に勤務してました。お試し商品を早くもらいたいがために、こちらの説明を「はいはい!」と急かしてちゃんと聞かないお年寄りは多いです。後で申し込んでないとか覚えがないとか、詐欺だとか難癖つける。お試しだけで終われるのか、自動で継続になるのか、せめてそこだけはちゃんと聞いて確認すべきですね。
連絡無しで黙って返品も後々良くないです。
3、この手法よくありますね、初回無料と告知しながらも、2ヶ月以上定期購入した場合2ヶ月目が無料とか、あと通販であるあるが、今から30分以内に契約すればもう1袋プレゼントとか、大幅値下げとか射幸心煽ってるのに総務省は何もしない
4、こういうのって意図的に定期購入に持っていくシステム。初回安くした分は取り戻さないといけないので2回目以降でないと解約出来ないものもあります。無料や安い物には注意が必要。必ず次回○月○日お届けと記載があり、キャンセルの場合1週間〜10日前まで連絡が必要とあります。こういった商売方法もどうなのかと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/f221b5b4cf603c59da38c2fa30f7ef2c41a2fd08,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]