8月7日、沖縄県警は芥川賞作家の目取真俊氏宅を家宅捜索し、米軍キャンプ・シュワブのフェンス等を破損したとして器物損壊容疑でスマートフォンやパソコンを押収した。沖縄防衛局が被害届を提出したとみられる。9日、ヘリ基地反対協議会は抗議声明を発表し、政府や防衛局による市民への弾圧強化と批判。押収品返却を求め、作家活動や生活基盤を脅かす行為と非難した。
表現の自由と市民の抗議権を守るべき民主社会で、権力が文学者の自宅を家宅捜索し生活基盤を奪うような行為は異常だ。器物損壊容疑の裏に、政府と防衛局による反対運動封じの意図が透けて見える。これは単なる刑事事件ではなく、言論の封殺という構造的問題だ。第一に、捜査の必要性と比例性を精査する第三者機関の常設。第二に、政治的抗議活動に対する刑事介入の明確な基準づくり。第三に、押収品の取り扱いと返却の迅速化を義務づける法整備が急務だ。権力の側が批判を恐れ、市民を黙らせようとする社会は健全ではない。守られるべきは権威ではなく、市民の声と自由だ。
ネットからのコメント
1、器物損壊の疑いがあるなら、家宅捜索は当然の手続き。 「作家だから特別扱いしろ」という理屈は通らないし、表現の自由と法の順守は別問題。 警察は証拠に基づいて動いているだけで、市民弾圧なんて言いがかりもいいところ。 むしろ、公共施設を壊しておいて“市民活動”と正当化する方が危うい。じゃあ、抗議のためなら何をしても良いの?権利振り回すな! 法を守ることが、真の市民の権利を守る第一歩では?
2、結局スパイ防止法もこれとおなじ論法使ってどうにか廃案にしようと騒いでる。犯罪行為を犯したら逮捕されんのは当たり前なんだよ、それが正義だろうが個人の主張だろうが関係ない。てめえの主義主張を聞いて欲しいなら真っ当なやり方でやれ、人に迷惑かけるな、人を貶めるな。
3、うーん、これはテロリストの言い分だなぁ。自分たちが基地のフェンスを破壊するなどの罪で起訴されたからこその家宅捜索。器物損壊、建造物損壊、建造物侵入など言い訳の効かない罪が目白押しなわけだが。それを犯罪者に仕立て上げ、などというのは実におかしな言い分だことだ。大川原化工機冤罪事件のような事案ならばともかくね。
4、米軍基地で生計を立てている人も多いだろう。米軍基地の存在で不利益を被る人もいるだろう。両者が話し合えば良いと思う。お互いに正々堂々向き合えないやましさが有るから実現出来ないのだと思う。米軍基地は沖縄に偏在しているが、横田空域をはじめとして他の地域にも存在している。ことさら沖縄だけがが不利益を被っているとは言い難い。沖縄担当の省庁が有り他県に比べて余計に予算計上もされている。
感情論はそろそろやめて理論的に沖縄を論じる時期だと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/6b24070ec24b2ecc7e8547c86ea8b2b7ecff4262,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]