【事件概要】
2025年8月3日に開催されたF1第14戦ハンガリーGPで、レッドブルの角田裕毅(25歳)は17位に終わり、7戦連続ノーポイントでチーム史上最悪記録に並んだ。チームは年間規定数を超える5基目のPUを投入してピットレーンスタートを選択したが、タイヤ戦略や無線指示の混乱によりパフォーマンスを発揮できなかった。特にタイヤ交換のタイミングを巡り無線での齟齬があり、角田は「もっと事前に教えてくれ」と不満を漏らした。
後半にはマシンダメージも抱え、最終的に17位でフィニッシュした。
【コメント】
この状況は単なる不運ではなく、明確な「組織的機能不全」の表れだ。F1のような超高速の戦略スポーツにおいて、無線指示の遅延や不確実な判断は致命的だ。今回のハンガリーGPで角田に起きた事象は、前戦ベルギーGPでも繰り返されており、単発のミスではなく体質的な問題と見なさざるを得ない。
本質的な問題は、情報伝達の即応性と戦略判断の統一性が欠けている点にある。特にタイヤ交換という勝負所での意思決定が遅れるというのは、エンジニアとドライバーの信頼関係が既に揺らいでいる証拠だ。そこに制度設計の柔軟性の欠如と、マシン開発の遅れが重なることで、チーム全体の競争力が根底から崩れている。
解決策としては、①無線対応体制の再構築とエンジニア交代も含めた役割再検討、②ドライバーを含めた事前シナリオ共有の強化、③ピット判断におけるAI支援の導入などが不可欠だ。
さらに、PU投入戦略とテスト計画の位置づけを明確化し、長期戦略と短期レースのバランスを図る必要がある。
「速さ」を売りにするF1で、最も遅れていたのが「判断」だった――この矛盾を断ち切らねば、勝利どころか信頼すら失う。
ネットからのコメント
1、詳しい人達はRBRに行かないでRBで成績上げた方が良いと言ってたけど、まさかこんな悲惨な事になるとは思わなかった。ローソンも最初はがっかりしてたけど今やイキイキしてるよ。角田に選択権があった訳じゃないけど、これは辛いね。
2、このチームの無線を聞く度に、これがトップチームなのか?って疑問しかない。 角田が早いタイミングでチームに指示を求めると、かなり遅れてしかも見当違いの回答がかえってきたりする。 角田もイライラしてるのが丸わかりで、無線の内容がどんどん辛辣になってゆく。 角田はレース前や普段の時間、どれくらい彼らとコミュニケーションをとっているのだろう? 自分のチームスタッフと良い関係が築けなければ、良い結果につながるわけがない。 後半戦に本当にシートがあるのなら、チームスタッフとの交流を増やし日頃からの信頼関係を構築する必要があるのではないか?
3、マックスでさえローソンに負けちゃうようなマシン。ラッセルも去年ぐらいまで良くチームの戦略に対して無線で怒ったりしてたが今年は改善されたみたいですね、今年はフェラーリとレッドブルの無線でそういう怒りのやり取りが多いですね。特にレッドブルの場合はマックスでは起きないようなつまらないミスが角田には頻発してる。リチャードウッドはペレスの時にもそういう事が多かった。
4、ベルギーの時も言いましたが、このチームはわざとミスして角田を貶めていると思います。足を引っ張る行為をしないと、マックスより上位に来てしまうかもしれない事を恐れて居るのか、単純にアジア人への嫌がらせなのか分かりませんが、何れにせよ角田が良い成績を残す事を良く思わない、又は都合が悪い人がチーム内に居るのだと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e1464ac124741ae969f745740635fa85286d7e3d,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]