8月5日から訪米した赤沢亮正経済再生担当相は、米ラトニック商務長官やベセント財務長官と関税交渉や協議を実施。その後、自身のXでラトニック氏を「ラトちゃん」、ベセント氏を「ベッちゃん」と呼び投稿した。これに対し、9日、長崎市訪問中の立憲民主党・野田佳彦代表は、米関税の影響が大きい状況で軽率な呼称を用いたとして「あきれた」と批判し、真剣な交渉姿勢を求めた。
米国との関税協議は国家経済の行方を左右する重大案件だ。それを担う閣僚が、交渉相手を公的発信で愛称呼びするのは、外交儀礼と緊張感を欠く行為であり、国益を軽んじる姿勢と映る。背景には、公私の境界の曖昧さやSNS運用の自己中心性があり、これは政治文化の質を下げる構造的問題だ。改善には①外交発信ガイドラインの厳格化②閣僚向けのSNSリスク研修③公的立場での言動監査制度の導入が急務だ。外交は友好ムードづくりと同時に、緻密な利害調整の場でもある。軽さが売りの発言は内輪受けでは済まされない。重みを持って国を背負う覚悟が、信頼される政治の最低条件だ。
ネットからのコメント
1、ラトちゃんは投資に関してハッキリ日本は銀行だと言っているらしいですよ。80兆円も絡む交渉で合意文書も作成せず、トランプの気分次第で関税が25%に戻される可能性もあるなか、よくもまぁラトちゃんと笑顔で握手しているものだ。
2、正直、親しみを表現するにしてもやり過ぎだと思う。赤沢氏は日本の交渉責任者で、その交渉結果に多数の企業や労働者の生活がかかっている。その人物が、相手の交渉担当者の一人にあまりに頼り切っているような様子は国家の体面としても交渉姿勢としてもどうかと思う。今回の関税の件は米側も誤りを認めたが、いつ修正されるのか、自動車関税も本当に同時に下がるのか、補償がきちんと行われるのかもはっきりしない。何かトラブルのために訪米して「ラトちゃん」に頼るというのでは日本外交は対米従属と言われても仕方ない。
3、まだ正式に決着をした訳でもなく、肝要の自動車への関税や牛肉への関税など、また上乗せ分は遡って返すなど、これらすべてがまたも口約束トランプの一言でどうにでもなるような微妙な状況で重要な交渉相手を「ラトちゃん-ベッちゃん」て「カトちゃん-ケンちゃん」みたいにコントじゃあるまいし、楽天的な発信はこの人の資質が疑われても仕方ないよ
4、親しみを持ちちゃん付け。はあり得るしそれは仕事以外の飲み屋などでちゃん付けしたりするのは分かるけれども、赤沢氏は日本側からの交渉役なのだからここでちゃん付けはやはりおかしいような感じに見えてしまう。
とはいえそのようなやり方も結果が全ての政治の世界なのだから結果が良ければ評価はされるでしょう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/466b1500e278a0cc30e062fda342c420590201c3,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]