日本マクドナルドが「ポケットモンスター」とコラボした「ハッピーセット」のポケモンカード付属で、店舗でカード配布が早々に終了し、食品廃棄が問題となった。SNSにハンバーガー廃棄の写真が投稿され、フリマアプリにはカードが出品された。過去にも「ライダースナック」や「ビックリマンチョコ」で同様問題が生じた経験があり、食品ロスは年間464万トンで、経済損失約4兆円。
メーカーと消費者の意識改革が求められる。
消費者の景品欲により食品ロスが生じる現状は、悲しいほど異常だ。半世紀にわたり続いているこの現象は、感情面での消費行動の欠陥を露呈する。特に、人気アニメとのコラボ商品によって引き起こされる過剰な購買行動は、売れ残った食品の廃棄を許す社会の構造的問題だ。背景には消費者の収集心、広告の影響力、消費社会の過剰さが潜む。まずはメーカーが景品付き商品の有効性を再考し、景品の販売にポイント制や予約制を導入する策が考えられる。それに加え、売れ残った食品の寄付プログラムを強化することで、廃棄量の軽減に努めるべきだ。また、消費者には食品を楽しむ文化や意識を醸成する教育が求められる。これらの措置により、価値のある食品が無駄に捨てられる現実を防ぎ、心の豊かさと食の尊さが共存する社会を築けるはずだ。
ネットからのコメント
1、食品ロスも問題なんだけど、こういうおもちゃって、そもそも子どもも飽きるよね。いつかは捨てちゃうよね。コレクターでもない限り取っておかないと思う。だから、親もいろいろと考える必要があるのかなぁと思う。転売されてるものをねだられて買うのか、クレーム等入れてまで手に入れたいのか。そこまでして手に入れても…ってことも重要な気がする。
2、ビックリマンチョコの騒動は小学生だったので覚えてるな。私は貧乏であまり買ってもらえなかったが、お金持ちの子はビックリマンチョコをたくさん買ってシールだけ集めて私たち買えない子にチョコだけ配っていて、嬉しいやら悔しいやら複雑な思いをしたもんだ。メーカーは売りたいのだろうけど、今回の件マックの騒動を見て思うのは買えなくて泣く子供達も可哀想だが、それを見る店員たちも可哀想だ。きっと店員たちも子供たちの笑顔を見たいだろうに。強欲な経営陣たちは末端の社員や子供たちのことを思った施作を実施してほしいものですね。
3、例えば「ガリガリ君」の様に、食べ終わって初めて当たり外れが分かる様にすればいいのでは。
食べなくても結果が分かってしまうから、景品目当てで捨てられるわけで。それでも100%回避できるわけではないが、幾らか軽減は出来ると思う。またマックの様な飲食店では、店内飲食のみ抽選を受ける権利が与えられ当選者はレジで景品を受け取る様にすればいいと思う。テイクアウトやドライブスルーは「手軽だけどその分恩恵が少ない」という差別化を図ればいい。まあ、コレクション要素がある景品を付けるだけであの手この手で不正購入が発生するのは事実上不可避なので、景品で釣る販売方法をやめるのが一番の対策なんだけどね。
4、本質的に「抱き合わせ販売」だから起こることは必然。「AとBの2種類のものを同時にしか購入できない」となれば,どちらか一方にのみ価値を見出している人がもう一方を廃棄処分してしまうのは必然的。定食のパセリみたいなもの。(廃棄についての)簡単な解決法は,きちんとバラ売りすること。社会としては「抱き合わせ販売」をもっと広く定義し法規制をすれば良い。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/3533bcb28c1108243012ad47ad11a2d93e337485,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]