広陵高校が甲子園2回戦を辞退する原因となった「暴力・いじめ行為」の告発事件が波紋を広げています。この事件は、野球部寮での暴力事件がSNS上で告発され、高野連や主催者である朝日新聞が批判の対象となっています。朝日新聞は、全国の学校でのいじめ認知件数が過去最多に達したことに対し、「見落とされるいじめ」という連載を行っていましたが、今回の事件対応においてその理念に反した姿勢が浮き彫りにされました。
事件は被害者家族が警察に被害届を出すまでに至り、さらに広陵高校関係者による過去の暴力も申告されています。甲子園の主催者としての立場と報道機関としての責任の間で批判が高まっています。
この事件は、甲子園を主催する朝日新聞の態度に問題があります。まず、数多くの学校でいじめ被害が報告され、実際に昨年約68万件が記録されています。こうした背景を考慮して報道機関としての責任を果たさず、暴力事案を黙殺することは許されません。社会問題の本質を直視せず、収益を優先する姿勢が批判されるべきです。解決策として、第一に甲子園の主催者として報道と正義を両立させる立場を明確にすること、第二に高野連と連携していじめや暴力を厳しく取り締まる方針を確立すること、第三に透明な第三者調査を行い、その結果を公正に報道することが求められます。
「感動ポルノ」に頼らず真実を追求することが、社会に対する報道機関としての使命であり、経済的利益を超えた価値観に基づくことが重要です。
ネットからのコメント
1、報道機関といっても所詮は民間企業であり、利益追求は当然…なのですが、それを「社会の公器」ヅラして裏で行ってることが腹立たしいですね。学生スポーツといっても勝敗を競う以上、どうしても強い=善という図式が集団の中にできてしまいます。それをどう制御してくかは大人にかかっていると思いますが、今回の件は指導者・学校・連盟・スポンサー(朝日)のどれにも、食い止めようとした形跡が見られないことが残念でなりません。
2、強豪校でしかも全寮制のところでのいわゆる「しごき」という名の今ではいじめにあたることは昔から結構あった。しかし、現代ではもちろんありえないことだし、貴重な3年間をどう教育的に充実させるかを念頭においた指導がなされなければならない。広陵高校の監督や校長、理事長などが、「野球部は独自の文化で成り立っているから特別だ」という認識が少しでもあるからこのような事案が起こるのだろう。
野球部に限らずどの部活動においても、その先の人生につながる指導や活動がなされふよう大人が最善を尽くすべきだろう。
3、この問題を初めて知った時、1番疑問に思ったのが、被害者が転校し、加害者達が大会に出場してたこと。被害者が学校やめるって、かなり大問題なのに、なんで加害者達は大会出場が許されたのか、疑問でしかなかった。結局は大人達の都合。特に今年は甲子園に出れるので、何としても加害者達をレギュラーとして使いたかったから、強引に調整してきたのではと思う。日本のスポーツ界にある勝利至上主義の弊害の典型例と思います。
4、昨日、ようやくNEWSポストセブンから被害者家族の声が届けられた。雑誌メディアではあるが1つの前進だろう。で、素朴な疑問として、これだけ事件が弾けているのに、なぜ新聞やテレビは被害者への取材をしないのだ?
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d6f7068c2d046c1f6315d45c47fe76eab94f2ea6,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]