千葉県在住の田中健一さん(60歳・仮名)は、物流大手で38年間勤めた後に定年退職を迎えました。しかし、退職金2,100万円の入金日に、信じがたい事実を突きつけられました。健一さんが妻の通帳を確認しようとしたところ、1,200万円の借金があることが判明。原因は妻の洋子さん(58歳・仮名)が独断で行っていたFXの失敗でした。
10年前、老後資金への不安から始めた投資が相場変動で損失を出し、カードローンの借金でカバーしていたといいます。退職金1,200万円を借金返済に充てた結果、健一さんの老後計画は白紙に戻りました。この事例は、家庭内でのコミュニケーション不足や、資産形成の危うさを示しています。

夫婦の絆の上に成り立つ家庭の大黒柱が、長年の信頼を裏切る形で崩れ去った…この事件の軌跡には、家族間のコミュニケーションの不足が鮮やかに現れています。退職金という大切な資産を「博打」に使われた事実は、家庭内での開示と協力がいかに重要かを物語っています。資産形成においては、安全性を最優先とし、リスクを避けた計画的な運用が求められます。今回の事件は、夫婦間の意思疎通が乏しいと深刻な結果を招くことを警告しており、より計画的で協力的な家計管理の必要性を強調します。
制度的欠陥としては、資産運用の理解不足を補う教育の欠如と、リスクに対する過度な楽観があり、具体的な解決策として、金融教育の強化、家庭内の財務状況の透明化促進、助言を求める文化の構築が挙げられます。不透明な財務管理がもたらす不幸を避けるため、より良いコミュニケーションを築くことが、平穏で安全な家庭を守る鍵となるでしょう。
ネットからのコメント
1、FXには手を出していませんが、15年前から株式投資を少しずつ始めました。「損切り」の大切さに惹かれてルールを守ってきた結果、値の戻りや配当を逃し、あまり利益が出ていなかったことに気づきました。 時間に余裕がある今は、短期売買をやめて「放置」を選んでいます。デフレが戻れば考え直しますが、当面は株でも投資信託でも、買って放っておけば資産が自然に増える環境だと思っています。 投資はギャンブルにせず、時間を味方につけることが、最も安全で確実な方法だと痛感しています。
2、昔々、金融機関に勤めていたこともあり為替相場の怖さは知っているつもりです。経済のことも知らない主婦が言われるがままに手を出すのは危ないですよ。
世界状況、経済をちゃんと勉強して、尚且つ初めは損をしても「勉強代」と割り切れる潤沢な資産があること。間違っても虎の子を全額つぎ込むような無謀なことはしないように。そして記事にもあるように「ここまで」という損切りのラインを決めて引き返す強い意思を持つことです。成功した人の話だけ見聞きして自分も出来ると根拠のない自信を持つと痛い目に会いますよ。失ったものは返ってきません。旦那さんの怒りは大きく、今後の夫婦関係も難しくなるでしょう。贖罪の気持ちがあるなら家族を大切にして少しでも収入を得るよう働く事を考えた方が良いと思います。
3、投資って儲けるとのめり込んじゃうんですよね。そして損し始めると泥沼に入る(特に損切り出来ない人)。私も個別株やってますが今年は思惑銘柄で大損しました。それでも現物なので資産を減らすだけで済みましたが個人で信用売買やってる人達はよくやるよと思っています。高値で売れて喜んでる時は、かげで高値で買って後悔している人が必ずいる。投資で損してる人は予想以上に多いと思う。ネットでは儲けてる人ばかりが注目されるのも悪いと感じています。
4、このFXの金の原資は旦那の働いたお金?自分が働いて貯めたお金で運用しないとだわ。うちは年に数回はお互い開示しているし、株の銘柄、株数も把握していますよ。隠しているのは夫のテレワーク用のお菓子を隠れて食べたくらい。家庭も企業の決算と同じく考えないと都合が悪いと隠蔽し粉飾決算しがちですよ。経理は1人でやらせたらダメ、二重チェック必至。家庭も同じくです。カード払いも私の生存確認も兼ねて使用すれば、瞬時に主人に情報が飛び幾ら使ったか全バレです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/bbe40b2392b261422db8ee294c81a3c4f14447c7,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]