DAZNは9年間にわたって提供してきたF1のインターネットライブ配信を、アブダビGPを最後に終了することとなりました。これは、2026年シーズンから5年間、フジテレビがF1の放送および配信の独占権を取得したためです。この移行により、フジテレビは地上波で最大5戦のダイジェストや有料CS放送、動画配信サービス「FOD」でのライブ配信が可能になります。

さらに、F1公式の「F1 TV Pro/Premium」が日本で利用可能になる予定ですが、日本語サポートの詳細は未発表です。放送終了時、優勝したマックス・フェルスタッペンはホンダへの感謝を表明し、実況のサッシャ氏や解説の中野信治氏も感激の意を示しました。

この件は批判が必要な側面を含んでいます。専有権の移行によって、視聴者へのアクセス手段が制限され、特にインターネットを通じた自由な視聴の可能性が大幅に減少します。これにより、多くのファンは既存の視聴習慣を変えざるを得ない状況に直面します。DAZNの配信終了は、サービスの多様性の減少を示し、視聴者の選択肢を狭めることにつながります。まず、制度の欠陥として挙げられるのは、許可された独占によって消費者の選択肢が限定されてしまう点です。そして背景には、放送権の競争と利益追求のために消費者の利益が後回しにされている構造があります。

解決策としては、まずF1放送における競争ルールの見直しが必要です。次に、消費者の視聴環境を考慮した新しいモデルの導入、例えば複数のプラットフォーム提供や柔軟な料金体系の導入が望ましいです。そして、コンテンツの日本語対応を迅速に進めることです。競争による市場の活性化が視聴者の利益になることを示し、これからのメディアの在り方を見つめ直す必要があります。

ネットからのコメント

1、マックスは他のレッドブル重鎮さん達と違って本当にホンダをリスペクトしてるよね、2026年のRBPTのPUが悪ければアストン移籍あるのかも…アストンマーチンホンダの黄金期待ってるぞー！そしてアストンマーチンとホンダのコラボ限定ハイパースポーツカー見たいね。

2、19年のオーストリアグランプリでホンダ13年ぶりの優勝を遂げ、田辺さんがトロフィーを受け取った時には涙溢れました。ホンダの黄金期を支えてくれたマックスに最大限の感謝をしたい。

3、DAZNが良いわけではないが、サッシャさんと中野さんのポイントを突いた解説と粋なやりとりがとても良くて、アブダビGPがこのコンビの最後だったと思うと本当に残念ですフジテレビは嫌なことをしてくるな…正直言ってフジテレビは見たくないサッシャさんはエンタメ関係に強いので、レース前のスター解説も好きだった豪華ゲストの解説や直前のスケジュールなどを知っていて、ふーんと思って説明を聞いていたとても残念ですさっそくDAZNは解約します

4、DAZNが中継をはじめた当初から加入して視聴していました。フジテレビNEXTの解説陣は年齢的に滑舌のよろしくない方がいたり、特に川井氏の人を見下すような物言いがどうにも不愉快で乗り換えました。あれから随分経ちましたので今は様子も変わっているかもしれませんが、やはり慣れ親しんだサッシャさん中野さん、その他の浅木さんや柴田さん田中さん笹川の解説・実況が聞けなくなるのはとても残念です。フジ独占の裏側にどんな事情があるのかは知る由もありませんが、2027年にまたDAZNでF1が観られるように祈ります。そしてその時は角田くんがレギュラードライバーとして復帰している事も。ひとまず9年間お疲れさまでした！