日本プロ野球選手会の40周年記念パーティーが10月9日に開催され、岡田彰布氏をはじめ、歴代会長の古田敦也氏、宮本慎也氏、広島の新井監督が参加しました。岡田氏はFA制度とポスティング制度に関する課題を指摘しました。具体的には、メジャーリーグへの挑戦をした日本人選手がすぐに日本に戻ってくる状況に問題があると述べました。特に阪神からメジャーに挑戦した藤浪選手と青柳選手の名前を挙げ、このような事態を防ぐため、日本の野球界で制度を改正し、一度メジャーに行った選手が何年間かは帰ってこれないようにするべきだと提案しました。

岡田氏の主張は、メジャーリーグ挑戦後すぐに日本に戻ってくる選手たちに対する現状への批判です。これは、日本のFA制度の欠陥を露呈していると言えます。これまで選手たちがメジャー挑戦を夢見て育ったにもかかわらず、すぐに帰国してしまう経緯は、制度の根本的な問題を示しています。解決策の一つとして、ポスティング制度の見直しによる一定期間の帰国制限が挙げられます。また、選手がメジャーで活躍できる環境を日本側が制度的にサポートすることも重要です。さらに、選手の育成期間を充実させ、メジャーリーグで通用する実力を備えた状態で送り出すことが求められます。これらの制度改革を通じて、日本野球界はより国際的な視野を持ち、選手たちが誇りを持って世界に挑戦できる環境を構築すべきです。制度の改善は選手のスムーズなキャリア形成を助けるとともに、野球界全体の価値も高めることにつながります。

ネットからのコメント

1、これは岡田の言う通りだと思う。 FA で行くのは 国内 球団で頑張った選手の権利として 自分の人生だから決めればいいと思うけど、ポスティングに関しては さすがに出て行ってすぐに別の球団に戻ってくるんだとしたら 選手にとっても 何の覚悟もないし、 他球団も脂の乗った選手を取れるんだから こんなに美味しいことはない。 ポスティングに関しては最低でも3年間は契約をさせないとか させるべきだと思う。 そうすれば 選手としても より覚悟と自制を持って 手を上げることになるはず。

2、MLBに行ったら3年ぐらいはNPBでプレーできないルールぐらいはあっても良いかもね。今みたいに一年で出戻りできる環境だととりあえずメジャーにチャレンジしてみてダメなら日本に戻れば良いやと考える選手もいるだろうし。

3、ポスティングで出て行ったら、もし日本で在籍していたらFAを取れただろう期間は戻れないとしたらどうだろうか。その期間に満たずに帰国するならば、元の球団としか契約できないとしたらどうだろうか。いずれにしてもなんらかのルールを設けないと、ポスティングが国内移籍の手段になってしまう。

4、これは岡田さんの仰る通りだと思います。メジャー挑戦後年数の縛りか、ポスティングを認めた球団とまず出戻り交渉をすることが不可欠だと思います。上沢投手のように、1年後自動移籍みたくなるのは釈然としません。