プーチン大統領のインド訪問は、豪華な式典を通じて表面的な親密さをアピールしつつも、具体的な成果には乏しかった。インドとロシアの間で期待されていた武器や原油の取引は成立せず、貿易協定に留まった。特に、ロシアのウクライナ侵略以降、インドへの武器納入の遅れや中国への依存が示され、インドに対するロシアの影響力が低下していることが明らかになった。
インドは、経済制裁や米国からの圧力の影響で、ロシアからの原油輸入を減少し、新しい外交戦略として日本との関係強化を模索している。

ロシアの影響力低下を示す今回のインド訪問は、国際関係の戦略的な不均衡を浮き彫りにしています。ロシアはかつてインドにとって重要な軍事的パートナーでしたが、ウクライナ侵略などの影響でその地位を失っています。ここでの問題は、ロシアの政策が他国への影響力をどう弱めているかです。インドはロシアからの武器と原油の供給が滞っている現状に対し、他の選択肢を模索する必要があります。具体的な解決策として、インドは多様な外交関係を強化し、日本との協力を増やすことが挙げられます。また、国内生産の強化や技術革新により、輸入依存度を低減することも重要です。最後に、インドが国際社会での地位を強化し続けるためには、信頼できるパートナーとの連携が不可欠であるといえるでしょう。
この状況は、国際関係のダイナミクスが如何に変わり得るかを示しており、未来の外交方針に活かすべき教訓を提供しています。
ネットからのコメント
1、インドがロシアと手を切るのであれば、インドを大いに信用に値する国として認める。長年、友好関係を築いてきた、我が国とインドの関係を同盟と同等レベルに引き上げることも可能になるだろう。インドとアメリカとの関係改善の架け橋にもなれる。ただ、モディ氏が、ウクライナ侵攻が終結する前に、プーチン氏の訪問を受け入れたことは大きな問題であり、両者において、表向きの話ではなく、裏でどのような取り引き・交渉がされたのかを見なければならない。我が国に爆撃機を飛ばしてくるロシアと関係が深い国に手を差し伸べることは簡単には出来ない。
2、インドに友達がいない訳ではない。誰とでも話せて誰にも深入りしない自立できる大きな人間だ。日本はその中でもとくに信頼できる一人の友人として誠実に対応し、支えることができればよい。
3、日本から見ればインドは丁度中国の後方側に在る国で古代より中国に代わる大国である。
今より友好が深まれば防衛力強化に繋がり、経済も大いに貿易増産に繋がる。日本はIT関連人材もインドから受け入れる事で成長するし、部品工場も中国の代わりにインドに建てるメリットはある。ただインド人も自己主張が強くてプライドが高いのでその点が心配だ。
4、QUADは高市首相の政治家としての師でもある安倍元首相が作り上げたインド太平洋の平和と安定をもたらす仕組みである。中国の威圧的な振る舞いにインドも日本も悩まされて来ている状況を考えると利害が一致する点が多い。QUADという仕組みを利用して、日印関係を進化させ、目に余る中国の横暴な振る舞いを牽制にするべきある。インドにはそのポテンシャルが十分にある。日印関係を前に進める時である。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/5ab0b3419c3b37133e5980880c637867334e137b,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]