事件概要：広陵高校野球部での暴力行為が明らかになり、その背景と高野連の対応に注目が集まっています。2025年1月、広陵高校の野球部で2年生部員が1年生に対して暴力行為を行い、3月には高野連から厳重注意を受けました。しかし、この問題はSNSで事前に告発され、暴力の内容はエスカレートし、虐待的な行為が行われていたという証言もありました。

暴力行為は部内の伝統的な文化として日常化しており、その根底には日本的な「芸」や「しごき」の精神が存在しているという指摘もあります。SNSでは、BBCによる取材が行われれば、高校野球全体の問題が浮き彫りになるという声も上がっています。

コメント：広陵高校の暴力事件は、単なる個別の問題に留まらず、教育現場や組織の根深い文化に問題があることを示しています。部活動という閉鎖的な空間で、過剰な“しごき”が容認され、暴力が日常化する状況は、全く許されるべきではありません。高野連の対応が遅れたことも問題です。このような状況が繰り返されないよう、まずは学校教育の枠組みを見直す必要があります。具体的には、暴力行為の通報システムの強化、指導者への倫理教育の徹底、暴力を助長する文化の根絶が必要です。また、閉鎖的な環境を改め、外部の監視機能を強化することも重要です。

高校野球を「芸」として奉じるあまり、選手の人権が軽視されている現状は、絶対に改善しなければなりません。

ネットからのコメント

1、学校と高野連の二人三脚による隠ぺいが問題となっておりますが、再発防止を行なうのは簡単で、厳重注意であれば公開しないという隠ぺい体質をあらためることです。むしろ、対外試合停止等の処分を行なうような問題であれば、単純な校則違反などではなく、法に抵触するような問題であることは明らかなので、分を超えたものも含めて高野連で受ける必要はなく教育委員会、県知事、警察に報告もしくは相談されたものを、遅滞なく事後報告して貰えばすむわけです。高野連で対応すれば、全て問題が完了したかのような誤解を与えているから、この問題が起きています。高野連には県支部があり、まず、そこで最初に受けるわけですから、県民の一人として、知事や県警に相談しているか聞くのが、高野連規則に書かれていなくても市民の最低限のつとめなのではないでしょうか？そのようにしないのであれば、高野連は広島県から出て行くべきです。

2、学校の寮内で起きた暴力行為、確かでは無いが猥褻強要やら集団暴行的な行為の数々が取り沙汰されています。

学校は高野連に報告し、早々に幕引きを図ったのだろうが、転校を余儀なくされた被害者や被害者の保護者は納得がいかないのは当たり前。最初から甲子園出場ありきで事を運んでなかったか、被害者の立場になって寄り添って話をしたか、被害者、加害者双方は勿論、その保護者も監督も生徒指導も情報を共有し、真摯に話を聞いたか？学校の名誉、監督の名誉を考え隠していないか？被害者が警察に被害届を出し、受理されているなら警察の捜査に委ねるしかないだろう。

3、そもそも今回の事件、普通なら暴力事件を起こした加害者生徒は退部が退学になるのが当たり前で、それであれば何の問題も無かったと思う。おそらく加害者生徒が補欠やベンチにも入れないような選手であれば退部や退学になっていたんだと思う。だが実際は加害者生徒のほとんどがレギュラークラスで、この前の試合にもスタメンで出場していた。この選手達を退部させてしまったら試合で勝てない。だから学校や監督は事件を隠ぺいしようとし、加害者生徒を擁護したんだろう。強豪校と言われる学校ではこんな事が日常茶飯事なんだと思う。

だから暴行事件などの不祥事があとをたたない。先輩、レギュラーなら何をやっても許されるって風習がいつまでもなくならないんだろう。よく高校野球は教育の一環と言われるが、は？どこが？と思う。結局は大人達は保身に走り、生徒の事など二の次なんだと思う。本当に生徒達を思うなら悪いことをしたら罰を与えるのが当たり前だ。

4、令和の時代に、高野連が、監督、コーチなどが、体罰と称する暴力を、黙認する雰囲気があることが、大きな問題と言える。学校の処分も、人数も１つの要素に過ぎずに、飲酒、喫煙と暴力では大きく違ってくるし、上級生による集団暴力は厳正な厳罰処分も当然と言える。そして、高野連は、監督、コーチの内容によっての暴力は厳罰で望むべきだし、内容によっては永久追放も必要だし、上級生の暴力も、ある程度の処分も必要と言える。令和の今の時代は被害者に寄り添わずに、加害者擁護とも取れる行動をすれば、世の中から猛批判に晒される。高野連、広陵高校は、その認識も欠如をして、危機管理が機能をせずに、ガバナンス、コンプライアンスの欠如をして、まるで昭和のようになっている。

高野連も、高校野球部も、今の時代にあった認識を持たないと大変なことになる。