【事件概要】
2025年8月3日、TBSアナウンサー安住紳一郎氏(52)がラジオ番組「日曜天国」に生出演し、東京の酷暑について問題提起を行った。過去の録音と比較し、35度超えが異常とされていた時代から現在は連日猛暑が続く現状に変化していることを指摘。
特に湾岸地域の高層マンション群が風の通りを妨げているとして、「都知事になったらすべて解体する」と発言。都市設計の見直しや土の露出、公園整備の必要性を訴えた。都市の熱環境悪化と無策な開発への強い懸念が語られた。
【コメント】
東京の湾岸エリアに林立する高層マンション群。そこには「暮らしの快適さ」よりも「開発の利権」が優先されてきた事実がある。安住氏の発言は一見過激に思えるが、実際には都市構造がもたらす温暖化への警鐘だ。ビルが風を遮り、地表はアスファルトで覆われ、土は失われた。これは単なる気温上昇ではなく、政策と経済の失策がもたらした人工災害だ。
問題の本質は、短期利益を追い求める都市政策と、環境に対する継続的な無関心だ。かつての「緑の東京」はどこへ消えたのか?
具体策として、①新規開発に対する環境影響評価の強化、②既存の都市構造への通風設計義務化、③公園・緑地比率の法定化が急務だ。さらに、④住民参加型の都市環境改善プロジェクトを制度化し、街の風と緑を取り戻す必要がある。
「都市に生きる」とは、単に住むことではない。そこに風が吹き、雨が染み込み、命が守られる場所でなければならない。私たちの無関心が、次世代の命を奪うのだ。
ネットからのコメント
1、ほんと、築地、銀座、有楽町、新橋、三田、品川辺りは、あの湾岸埋立地沿いの屏風達が建つ前(15年くらい前までかな?)は、新宿、渋谷、四谷辺りの新都心部から戻ってくると、2~3度低くて、夏はちょっとホッと涼しく感じる、冬は電車降りるとブルッと震える、っていう感じ、「ああ、こっちはやっぱり沿岸部だなぁー」だったのですが、あれが建って以降は、奥の新都心部と気温が変わらなくなりましたからね。沿岸部は屏風がどんどん建っていく経過を日々目視で感じていたこともあり、がらりと気温が変わったこと実感していますが、あれはきっと練馬や川越といった内陸部にも、大きく影響していると思うのよね。
2、昨今、品川までは高層ビルだらけになりましたが、蒲田まで来ると、羽田空港方面の海風が入りますので、少し涼しいんです。雑色方面まで行けば多摩川からの風も加わりますので、幾分涼しく感じます。建築費の高騰や人手不足から、中野の再開発が再検討になりましたが、暑さの観点からも、高層ビルありきの再開発は考え直してもらいたいです。再開発自体は歓迎しますが、〇〇ビルズ・〇〇タワーのようなディベロッパー主導の高層ビルやタワマンありきの再開発ではなく、その地域の特色を活かしたそこに住む人たちに寄り添うような再開発を再検討頂きたいですね。
3、東京のことを言えば、東京駅の大丸解体して、今の左右に高層ビル、センターは低層階にしたのも都心の高温化を避ける為でした。海からの風を遮らないように。皇居もあるし、風水的にも悪い状態でしたから。しかし、湾岸開発も無秩序に行われましたので、元の木阿弥。安住さんの発言も一理あります。どうなるのでしょうか、日本の夏は。先の短い私でも心配になります。
4、もう、随分前から、指摘されてます。東京だけじゃ無い、埼玉も影響を受けてます。
我が家は空港線の沿線、羽田の海まで、自転車で5分ほど、3年前までは、陸風、海風がきちんと吹いて夜は涼しかった。しかし,多摩川沿いの空港の跡地。ホテル、イベント施設が建ち並び空港内の同業者と共倒れ状態だと聞きます。空き地の開発で、多摩川の堤防はコンクリートになり、河口には滑走路を造り、自然が残らず消された。1号線沿いには新築の都営住宅が5棟も並び、風の道を塞いだ。あれは津波よけの堤防かと、疑った。とにかく、地球を破壊し続けてるのは、私たち人間。手遅れだよね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/6d851bc4a433eb54f719ec9dfc2914df953cbb2a,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]