【事件概要】
2025年8月、人気YouTubeチャンネル『wakatte.TV』の著者びーやま氏が、大学受験と学歴フィルターに関する書籍を出版し、メディアでインタビューを受けた。内容では、就職の現実として「書類で落とされない学歴」の基準を旧帝大・一橋・東京科学大・早慶とし、MARCHは「第2グループ」として紹介。
大企業では学歴による選別が依然存在しており、第3・第4グループに位置する大学の学生は「書類で落ちやすい」など、就職に不利な現状が語られた。結果として、学歴が就職の格差を生み、人生の選択肢にも影響を与える実態が浮き彫りになった。
【コメント】
大学名で人生の土俵が決まる――こんな構造が今なお堂々と語られる社会に、私たちは危機感を覚えるべきだ。受験はたった十代での一発勝負。その成否が大企業の門を開く鍵になり、逆に“第4グループ”と分類された若者たちは書類審査で容赦なく落とされる現実。これは個人の努力不足ではなく、制度としての硬直だ。
本質的な問題は、「能力より肩書」に依存した企業の採用観。真に求める人材像を問う前に、大学名でふるいにかけるそのやり方は、組織の多様性も可能性も殺している。
解決策は明確だ。①採用過程における学歴匿名化の義務化、②インターンや課題提出型の選考制度への移行、③大学名を基準としない報酬体系の導入。
「Fランやないか」と嘲笑される社会か、「何ができるか」を問う社会か。我々が選ぶべきは後者だ。学歴で人を測る時代を、もう終わらせよう。
ネットからのコメント
1、この記事で答えている人は、動画において会社にも口を挟み、社名だけで「あそこは一流」「あそこは二流、たいしたことない」「あそこには悪い噂がある」等と談笑しています。しかし、彼は、塾講師を自称しながら実際には、大学合格して間もない人が1回語る合格体験記をアラフォーになっても延々と動画(塾での動画を含む)で語っている人です。科目のプロではなく入試難易度についても好みで語ることが多いです。また、就職を語れるだけの企業経験もありません。彼がこの記事で想定する「一流」の就職先で長年勤めた経験があるのであれば話は別ですが、そうでなければ、イメージやネットからもっともらしいことを言ってるだけとも思います。彼が籍を置く塾はこの記事の想定でいう何流の就職先に該当するのでしょうか? そもそも超有名企業であっても個々に事情が違うことはあり得るので、この記事のような安易な一般化は避けるべきだと思います。
2、確かに納得感がある気はします。多分、これが現実。ただ、早慶専願と地方国立上位層だと、地方国立上位層の方が脳のキャパも広くて優秀なんじゃないかなとも思います。そう考えると、イマイチな子が早慶を目指すのはコスパが良いのかもね
3、いわゆるMARCH以上でフィルターをかけているような企業は超難関業種や業界最大手の大企業がほとんどで、そこらの内定者は旧帝早慶がメインターゲットでMARCH生はほぼ受からない。つまり本当の上位になると旧帝早慶とその他の差の方がかなり大きい。
4、採用活動はあの短期間で学生の能力を見極めるのは困難なので、確率論的な採用をしているでしょう。となると上位校をとった方が確率論的には当たりを引く可能性が高いです。ただ、社会に出て以降は本人の能力次第なので、卒業して何年か経った時点でも学歴にしがみついている人の自分の価値がどうなっているかは冷静に見た方が良いと思いますけどね。卒業してしばらく経つと思うのですが、大学名よりも意外と高校の偏差値に応じた位置にみんな集束して行ってる様です。
指定校推薦で下位高校から関関同立に行って、それなりの会社に就職しても周りのレベルから弾き出されてしまって地元帰りとか、上位高校から受験失敗で中堅大に行った人が大企業で海外飛び回ってたり。本人の実力を示しているのは意外に高校なのかもしれません。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/6146493389fcc97838b72a065b9179da96167802,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]