事件概要：中国軍が自衛隊機にレーダーを照射した事件に関し、米国務省報道官は9日に「地域の平和と安定に寄与しない」として中国の行動を初めて公式に批判した。台北では台湾の頼清徳総統も中国の軍事演習を「非常に不適切」として非難し、中国が国際社会において大国の責任を果たすよう求めた。米国は日本との同盟を強調しつつ、中国に対する姿勢を明確にし、平和の維持を最優先すると述べている。

コメント：中国軍の自衛隊機に対するレーダー照射は、地域の安全保障の観点から極めて異常な行動だ。こうした挑発はただの軍事的なパワープレイではなく、国際秩序への挑戦として捉え直さなければならない。背景にあるのは中国の拡大する国力と、国家としての責任感の欠如だ。これを受け、国際社会は三つの具体的な対策を講じる必要がある。まず、外交努力を通じて中国側に対話の重要性を再認識させること。次に、同盟国との情報共有を強化し、軍事的な抑止力を高めること。そして、国連をはじめとする機関と協力し、国際法の遵守を徹底させることだ。「平和は何ものにも代えがたい」とする価値観を持つ社会と、力による支配を目指す社会が対峙する中で、国際秩序を維持するための決断が求められている。

ネットからのコメント

1、本来であれば、日本が独自で中国と向き合わなければいけない問題です。

しかしながら、今の日本は周りから見たら毅然とした対応をしているようでも、いつかたおれるのではないかと、諸外国からは見えるのでしょう。　また、親中とも呼べる国会議員やコメンテーターが必要以上にかき乱してきます。　同盟国のアメリカがこうしてコメントを発表してくれたことに甘えず、また国内が乱されないように、今は国内の政治をきちんと進めていくことが、何よりも中国に対しての対抗策だと思います。

2、今までは日本が強く抗議したで終わったが米国がこのように日本を後押ししてくれるのは初めてだろう。これも高市首相のコミュ力でトランプや米国高官の来日時に強くかつ好感が持てる印象を与えた賜物だろう。

3、悔しいし情けないが、アメリカなしでは国防が全うできない国に（８０年前に）なった。憲法も変えなきゃならないし、防衛費も増えるだろうがやはり、完全とはいわないまでも国防が自立した国にならないといけないと思う。

4、アメリカが声明を出すだけで中国に対しての牽制となる。「世界の警察・アメリカ」は衰えたとは言えまだ効力がある。在日米軍基地がある以上アメリカは無視は出来ないが積極的介入はしないだろう。

中国との関係を考えれば致し方ない。日本は中国依存から脱却を図り、アメリカやヨーロッパ諸国やオーストラリアとの連携を強化していく。世界に先駆けて対中戦略を成功させてほしい。