ポリアモリーの事例として、東京都在住のきのコさん（仮名、40代）は、複数の人との恋愛を全員合意の上で維持しています。彼女は九州大大学院を卒業し、多様な職業を持ちながら東京を拠点に国内外で活動しています。現在のパートナーの一人であるAさん（仮名、40代）とは2012年から交際を開始。最初は他者とのデートに不安や嫉妬を感じたが、継続的な話し合いを通じ信頼関係を築きました。

きのコさんは、恋愛における合意を常に確認することの重要性を強調し、ポリアモリーと性的放縦は関係がないと反論しています。このスタイルは、日本の調査で約2.4%が実践中とされ、異なる結婚制度への選択肢として関心を集めています。

ポリアモリーに関連する議論では、偏見と誤解が多く残っています。「浮気」とされる行為が合意のもとで成立するこのスタイルは、一夫一婦制の制約を乗り越える可能性を示していますが、社会の理解と受容が追いついていない状況です。ポリアモリーは「嫉妬しない」「性的に奔放」との誤解を受けやすいが、当事者はむしろ日々の合意確認を重視し、対等な関係を築く努力をしています。制度的にはアメリカでは一部自治体で認められていますが、日本ではまだ社会的理解が不足しています。この状況を改善するためには、教育機関やメディアが多様な恋愛スタイルについて公正な情報を提供し、偏見をなくすための努力を進める必要があります。

ポリアモリーが今後、より多くの人々にとって実行可能な選択肢となるためには、制度的な支援と社会的理解の向上が急務です。

ネットからのコメント

1、本人達がいいならいいと思うけど、その分リスクは高くなるよね。「金銭面」や「時間」の使い方に不満が出ないようにバランスを取るのってだいぶ難易度高いだろうしね。そもそもコレらを許容してくれる相手を探すの手間もあるしね。まぁ自分は無理だな。人数が増える度に他の趣味とかに使うお金と時間もなくなるわけだし。そもそも相手にされるかどうかは別としてね。

2、本人たちがいいならいい。これは確かに。でも最も大事なのは、これが「当たり前の存在」として認識されないように社会が警戒すること。本人たちがこんなスタイルを貫くのは社会にとってどうでもいいけど、あたかもこれが多様性の一つだと、受け入れない社会がおかしい、という風潮になることが一番よくない。叩く必要もないけど認める必要もない。へーあなたのとこではそうなんだ。そんなことより昨日食べた納豆が美味かったんだよね。この流れがいい

3、心から好きな相手が他の異性と関係を持つ事に平気、という人はやはり普通ではないと思う。嫉妬心は生物としての本能でもあるから「話し合い」で解決すればいいと言えるのだろうか。

当然、誰の子かわからない(DNA検査は置いておいて)子を宿す可能性もあるわけで、それでも平等に愛し、愛されるのだろうか。また、経済的他、さまざまな負担はどうするのだろう？人懐っこい顔に一目惚れ、とあるが、一目惚れは突き詰めれば性欲であり、彼女になんらかの魅力があるから複数の異性との関係が成立するわけで、もしそうでなかったら単に惚れっぽい女で終わってる可能性もある。恋愛強者と言われる人以外は、こと異性関係において全く自由がなく意見も意思も無視される。本当につらい思いをしている人は数知れない。しかし、これはまったく問題にはならない。

4、子供問題なければそれもいいと思います。お互いみんな相手の人生に責任を持つ必要がないので気が楽。都合のいいときに付き合い、都合が悪くなったら解散できる。自分が助けなくても誰かが助けるだろうと思うと、罪悪感が少なくて気が楽。ただ子供を育てたり、病気や収入減時や老後の相互扶助も含めた家族関係を期待するなら、ある程度しっかりした家族の枠組みを作り、自分が家族に貢献できるときは家族に貢献し、相手を助けられるときには助ける関係が必要だなと思います。