日本維新の会の吉村洋文代表（大阪府知事）は、政府・与党内で検討されている「高校生扶養控除」の縮小に対し、9日に自身のX（旧ツイッター）で反対の立場を再度表明した。過去の事例として、旧民主党政権が「子ども手当」導入の際に年少扶養控除を廃止し、少子化が加速したとの分析を引き合いに出し、同様の措置が再び子育て世帯に悪影響を及ぼすことを懸念している。

同控除の縮小について報じられたことに対しては、高市早苗首相が既に否定しているが、吉村氏は与党の一員として控除縮小を阻止する決意を示した。

吉村洋文代表の発言は、政府が進める税制改正の方向性に対する強い批判を呼び起こしています。高校生扶養控除の縮小が検討されていることに対し、過去の民主党政権による類似の政策が少子化を加速させたと指摘し、この方向性がいかに危険であるかを強調しています。このような政策の背景には、財政再建や税収増大の必要性があるかもしれませんが、社会全体の未来を見据えた視点が欠けています。具体的な解決策として、まずは子育て世帯への直接的な負担軽減策を確保することが急務です。第二に、少子化対策という視点で、効果的な育児支援プログラムとその財源確保を優先的に実施すべきです。第三に、税制調査会での議論をオープンにし、幅広い世代の意見を反映させるプロセスが必要です。

吉村氏の指摘は、短期的な財政問題解決のために長期的な社会の健全性を犠牲にしてはならないという痛切な教訓を我々に示しています。この考え方は我々の未来世代を守るための鋭い警鐘とも言えるでしょう。

ネットからのコメント

1、まずはキャバクラ議員に対してしっかりと処分してください。不祥事が収まらないのは、党内ガバナンスが機能していないから。不祥事に甘く、身内をかばうから、いつまでも不祥事がなくならない。

2、気持ち的には分からなくは無いけど、まるで現状の国政運営に課題が有るのは総て民主党政権時代のもの、と言いますが、では貴方方や自民党は何を成したのか、野に下った軍を非難する事は容易いが現状の山積する課題を維新としてどのように解決するのかを語って欲しい。

3、えらい目にあったって、たった3年の民主党政権時代に変えられたルールは石に刻まれた法則か何かなのかな。問題があればその後の自民党政権でいくらでも変更できたはず。「自民党が」変えなかったのは扶養控除が高額所得者にとって有利だからだろう。年収2000万円もあるような人にとってはそりゃ縮小は嫌だろうなとは思うけどね。

4、「民主党政権でえらい目にあった。微力ながら与党の一翼を担う立場として、高校生の扶養控除縮小は、阻止する」「えらい目」というのは、少子化が加速したということかしら？？？少子化の加速は違うんじゃないの？今、子供政策で、いろいろ手当も増えてるのに少子化解消してないものね。「民主党悪」という印象操作だわな。それより、議員削減のほうがおかしいだろ？維新がカネの問題や、議員削減で責められてるからと言って、矛先をそらすように民主党批判するのはやめたほうがいいんじゃないの？