事件概要:2025年7月29日、長野県上田市の「A・コープファーマーズうえだ店」で購入したユウガオを夫婦が調理し、31日に味噌汁として食べたところ、強い苦みを感じました。約1時間後、70代男性と60代女性の夫婦は吐き気などの食中毒症状を示しました。上田保健所は症状がユウガオの苦み成分であるククルビタシン類によるものであると断定。
夫婦は回復中です。スーパーではユウガオの自主回収を行い、保健所は「苦みを感じたユウガオは絶対に食べず廃棄するよう」呼びかけています。
コメント:食中毒を引き起こしたユウガオに含まれる苦み成分「ククルビタシン類」の危険性が明らかになりましたが、これは自然現象に過ぎない一方、食べ物における安全管理体制の不十分さが露呈しています。消費者が容易に見分けられないものを販売することが、どれほどのリスクを伴うかを再認識すべきです。まず、販売者は農産物の検査体制を強化し、ククルビタシン類の含有量を事前に確認して消費者に伝える責任があります。また、消費者への啓蒙活動も不可欠です。苦みを感じた場合には即座に廃棄するよう促すだけでは不十分で、事前にその危険性を広く伝える取り組みが求められます。最も重要なのは、このような事例が今後繰り返されないよう、制度的な見直しと強化が必要です。
ネットからのコメント
1、わたしは当たったことないけど、ズッキーニも稀にめちゃくちゃ苦いのがあるらしく、それは食べちゃいけないと青果店のおじさんに言われました。ウリ科っていろいろあるけど、ウリ科のどの植物でもなるんだろうか。胡瓜やスイカ・メロン・南瓜も?
2、毎年数件〜数十件報告されるユウガオの食中毒ですね。これは見た目も同じで、食べてみないと毒素があるユウガオなのかわからないので、スーパー側もどうしようもないところがあります。ユウガオを食すなら、苦味があればすぐに吐き出すことです。他にもニラとスイセンの食中毒も有名ですね。こちらは、見た目はほとんど一緒ですが切ったとき、食べた時にニラの独特の香りと味がしないようなら、それは毒のあるスイセンなので注意が必要です。ニラとスイセンも野菜直売所とかで間違って売られることがあるのと、近年の自給自足ブームでニラと間違えスイセンを食べてしまったという報告が多いので注意が必要です。
3、夕顔大好きです。過去に一度だけスーパーで購入した夕顔が、めちゃ苦でした。すぐ捨てたけど、その時初めて、苦味のある夕顔があると知りました。
それからは苦い夕顔には当たったことないけど、苦味を感じたら食するのは辞めましょう。ほんっとに苦いから!
4、干瓢の原材料で、生食はしないのかと思ってた。毒を持つ場合があると図鑑で見た記憶があるし。改めて写真みたけど、瓜のような立派な実なんだね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d3f0f2947d22561277697c6d0c1a2a242bbb147b,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]