事件概要:埼玉高速鉄道の7号線延伸計画に関して、さいたま市の清水勇人市長は2023年7月31日に、市民に過大な負担を強いる可能性がある場合、この計画は実施できないとの見解を示した。この計画は、浦和美園駅と東京都心を結ぶもので、鉄道事業者に対する延伸事業実施の要請は、当初2023年度に予定されていたが、整備費の増大により断念された。
その後、市と県は延伸を求める合意に達し、費用対効果が国の補助基準を上回ったことを報告。しかし、鉄道事業者が黒字運営できるかどうかは不透明であり、最終的な採算性の見通しは未確定のままである。
コメント:今回の計画の進展には大きな不確実性が伴い、特に費用対効果と採算性に関する問題が浮き彫りとなっています。延伸事業が市民に負担をかけるような状況を避けるためには、具体的な経済シミュレーションと詳細な検討が必要不可欠です。今後、確実な黒字化を目指すためには、事業計画の再検討や、新たな財政モデルの導入が求められます。鉄道事業者と行政が緊密に連携し、慎重かつ確実な判断を下すことが最も重要です。市民生活に与える影響を最小限に抑え、持続可能な公共交通の整備を進めるために、責任を持った選択が必要だと言えるでしょう。
ネットからのコメント
1、埼玉高速鉄道は、高すぎるんよ。初乗り3km、210円。 赤羽岩淵〜浦和美園間全線乗り通した場合・8駅14.6kmで、480円。 ↑と首都圏の鉄道してはかなり強い運賃設定なんだから、延伸のを考える前にこれらの運賃を少しでも安く出来ないかを検討課題にした方が良い。
2、赤字で倒産しそうなこの鉄道会社を、川口市や、さいたま市、埼玉県が損失補填して、やっと見かけ上だけ黒字の会社延伸なんてしたら、また大赤字確実埼玉県民だけど、この沿線でもないのに、これ以上の負担はごめんです
3、延伸しても赤字必至です。もし、黒字化しようとするのであれば、①東武野田線岩槻駅からの乗換旅客を相当増やす②新駅周辺で大規模都市開発を行い、開業時から安定した駅利用客を獲得するということになります。しかし、無理でしょう。①は東武鉄道にとっては大打撃であり、それを回避する(大宮まで乗ってもらう)べく、速達運行や高頻度ダイヤに注力するでしょう。運賃の低廉さもアピールできます。②は市街化調整区域を都市化することですが、人口減少のこの時代に、都市近郊に残された農地や緑地といったオープンスペースをコンクリ化することは得策ではありません。
ヒートアイランドの加速、下水道負荷の増大、道路インフラの維持整備費増加など、住む人にとっても地域環境にとっても良いことはありません。むしろ、県内既存市街地の再開発、既存インフラの再構築こそ予算を組んで行うべきです(八潮の流域下水道事故が記憶に新しい)。
4、赤字だろうね。昼間の埼玉高速鉄道はほとんど人がいない。また、運賃が高い。岩槻からなら通勤快速や急行の設定をして、大宮経由よりもかなり早く都内へ到達出来る様にしないと、そのまま大宮経由になりますよね。実際、東川口駅が武蔵野線と当該列車が走ってますが、東川口で乗り換えず、南浦和や武蔵浦和乗り換えされる方も多いでしょう(交通費の問題が1番大きい)利便性が格段に上がるのであれば、多少望みがあるかなって気はしますが、現状は厳しいと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/f9272002799301217a7786d1f36995c1b8b05acd,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]