年末のバラエティ戦争が激化する2025年、地上波とネット配信はそれぞれ異なる方向で進化を続けています。地上波では、視聴者が簡単に楽しめる特番が並ぶ一方、ネット配信バラエティは極限まで濃度を高めた芸人らしさを追求しています。12月10日に始まった『DOWNTOWN+』の新企画『ZONE05』は、松本人志による実験型バラエティで、地上波ではできない過激な内容で話題を呼びました。
各配信サービスは、「タイパの時代」に合わせ、濃縮された笑いを求める視聴者に対応しています。地上波は家族と気軽に、ネット配信は濃度の高い芸人の企画を楽しむ構図が明確になりました。

ネット配信バラエティーの独特な進化は、一見魅力的な一方で、業界の課題も浮き上がらせています。まず、コンプライアンスの壁を避けるために、インターネットを媒体として選ぶ戦略が目立ちますが、これが結果的に公共の場での価値観の境界線を曖昧にし、多くの視聴者に衝撃を与えることは無視できません。また、過激さや競争を強調する企画が人気を博していることは、芸人の身体や精神的負担を増やし、業界の持続可能性を疑問視せざるを得ない状況を作り出しています。
これらの越境的な試みは、客観的な監視が不足する環境で、新たなクリエイティブの可能性を開く一方で、適切な範囲内での実施を求める声がさらに高まっています。
業界団体によるガイドラインの策定、視聴者との緩やかなフィードバックループの構築、そしてクリエイター同士の倫理的協定の強化が必要です。バラエティーが視聴者と芸人双方にとって健全なエンターテイメントであり続けるためには、自由と安全、この微妙なバランスを再考し、勇気ある変革が求められています。
ネットからのコメント
1、わざわざダウンタウンプラスの記事を見て興味ない、面白くないとかってコメントを残す人がいるけど文句や批判を吐きたい欲求を満たしてるんだと思われます。その欲求は自分も含めて誰も幸せにならない欲求なんだけど、そういう人最近多い。でもそれって、マイナスの不満が減るだけで、決して幸せのプラス領域になることはないのよね。そんなことをするより自分が楽しい、面白い、嬉しい、ハッピーになることをすると良いと思うよ。
2、DT+は吉本以外の芸人も普通に出てるのが凄い。松本主催のオープンプラットフォーム化している。これからまだまだ企画は増えるだろうし、演者の幅も拡がる。更に浜田コンテンツまで加われば、加入者はさらに増えるだろうな。
3、ZONE5はルール面とメンツをテコ入れするだけで化けるかなり良い発想だと思う。ドキュメンタルみたいに海外で流行る可能性もあると思う。
4、ダウンタウンプラスは、なるべくテロップつけないようにしているな。ZONE05もほとんどテロップないし、7:3もノスタルもない。テロップあるコンテンツもあるから、使い分けしてるんかな?トーク系は編集をほとんどしてないように思う。生に近い感じで出している。それでも十分面白いと自信あるんだろ。YouTubeでよくやる、間を詰めて早口早回しはしてない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/34bcb2b977d3dc2922f8ad6b971b2f660dca212e,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]