習近平国家主席が抱く台湾統一への野心と、中国が世界強国となることへの道筋について議論が行われました。12日にBS日テレの「深層NEWS」に出演した東京女子大学の高原明生特別客員教授と明治大学の近藤大介講師は、習主席が経済発展の遅れを背景に劣等感を抱き、米国との競争に勝利し、真の世界強国を目指していると指摘しました。近藤氏は、習氏が台湾統一を目指す強い意志を持ち続けていると述べています。

これはまさに国際政治の緊張感を象徴する問題です。経済発展の遅れや競争の激化は、中国内部の葛藤の反映でもあります。台湾統一への執念が見られる現状は、地域の安定に不安を与えるものであり、深刻な問題です。まず、中国政府は自国の経済格差を解消し、国民の生活水準を向上させるための具体的な施策を講じるべきです。次に、外交を通じて近隣諸国との信頼関係を構築し、平和的解決を図ることが求められます。最後に、国際社会との協調を強化し、矛盾を解消する道を模索するべきです。台湾統一の追求に固執する姿勢は、理念と民意の対立を露呈させるものであり、今こそ冷静な外交が必要とされる時です。
ネットからのコメント
1、日米が長年抱いてきた経済的に豊かになれば民主化し、国際秩序の一員になるという期待が誤りだったことを示しています。
日本は角栄政権以降、多額のODAや技術供与を行い、天安門事件後もいち早く中国を国際社会に復帰させました。米国もニクソン訪中以降、中国を市場と制度に組み込めば責任ある大国になると考え、多大な支援と時間を与えてきましたその結果生まれたのは、自由や法の支配を受け入れないまま国力だけを肥大化させた国家でした。2010年前後に国力が拮抗・逆転すると、中国は野望を隠さず、露骨な軍拡と威圧外交に転じています。ウイグルや内モンゴルへの統制強化、南シナ海・東シナ海での一方的現状変更、尖閣への圧力などはその典型です。さらに、80年以上前の歴史を現在と意図的に混同し、日本を加害者に仕立てることで、自らの行動から目をそらさせようとしています。善意や自虐的反省に依存した対中姿勢は、もはや通用しません。
2、台湾よりも西太平洋の覇権が欲しいのではないかと。その中で、台湾は中国の一部と形上、主張を理解している国が多いので台湾を統一するのが手っ取り早いと思っているのだろうと。中国はあくまでも世界の覇権が欲しいのだと考えることが大事かと思います。
そりゃ聞けば台湾が核心的利益だとは言うと思いますがね。
3、主要国は「台湾は中国の一部」を認めていない「台湾は中国の一部」という中国の主張は、国際社会が法的に承認しているわけではありません。中国は、国連決議2758号を根拠に「台湾は中国の一部」と主張するが、同決議が扱うのは中国の代表権のみであり、台湾の主権には触れていません。国際法上の見解は、台湾の主権は「未確定」であるという解釈が最も支配的です。台湾は独自の政府・軍・領域を持ち、事実上の国家として広く認識されています。以下に主要国の立場をまとめます。●米国中国の主張を理解するとしつつも、台湾を中国領とは認めておらず、台湾関係法に基づき防衛支援を継続。●EU中国を唯一の政府として承認するが、欧州議会は「台湾は中国の一部ではない」との決議を採択した。●日本日中共同声明で中国の立場を理解するとしたが、台湾が中国領であると明言はせず。※知らない方に真実を教えてあげてください
4、この類の記事のタイトルにいつも違和感を覚えるのだが、台湾「統一」ではなく、台湾「征服」もしくは「侵略」とするのが正しいのではないか。
中共が「統一」と書いてるのを直訳してるのかもしれないが、実態は征服とか侵略になるだろうし、少なくとも毛沢東は間違いなく統一とは思ってなかったはずで、蒋介石国民党を駆逐しないと自分たちの正当性が危ういと考えていたはず。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/06dad6a2ad079270cca0995cca9147e493c05201,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]